長崎新地中華街 / ランタンフェスティバルの夜
2009年 長崎県 祭りよし、待望の長崎ランタンフェスティバルを見に行こう。
ホテルに荷物を置いて、長崎電軌で思案橋に向かう。日中もランタンは見かけていたけど、やっぱり日が暮れて明かりが灯ると雰囲気がちがう。そして多くの人でにぎわっていた。
ランタン=中国提灯
「ランタン」というと、鉄道員が使う手提げ式の照明器具(カンテラ)を思い浮かべる。あとはキャンプ用品(ランプ)かな。長崎ランタンフェスティバルで飾られるのは中国提灯であり、これもランタンと呼ぶらしい。
もともとは長崎に住む華人が行っていた旧正月を祝う祭り。1994年から長崎市全体のイベントとなり、新地中華街以外にもランタンが飾られるようになった。今では長崎の「冬の風物詩」として有名だ。私は知らなかったが、嫁が以前から見たいとせがんでいたイベントだ。やっぱり夜間イベントは集客力があるな。
※長崎新地中華街
※なかなか鮮やか
長崎新地中華街は大混雑。出店もいっぱいあって、多くの人が饅頭やらお菓子などを買っている。そんな中で、私は三脚を広げて祭りの様子を撮影した。雑踏に立ち止まる私より、それを待つ嫁の方が大変そうだった。
湊公園会場
新地中華街はあまり大きくない。すぽっと抜けてしまったので、そのまま湊公園会場に向かう。
行ってみると、さらに人が多い。すさまじい。
園内にはさまざまな張り子のオブジェが飾られていた。これもランタンと呼ぶのかな。「中華風ねぶた」のような趣だ。
※湊公園会場も大混雑
※人が多すぎて、前が見えない
※龍踊りをやってるようだ
※中華風ねぶた
※豚の頭は飾り? 生もの?
たしかに異国情緒あふるるお祭りだ。しかし人が多すぎる。これじゃ落ち着いて見られない。まぁ、落ち着いて見られる祭りなんてないけど。
マップを開いて、次の予定を考える。新地中華街と湊公園がランタンフェスティバルの中心地。ということは、ほかの場所はここより過ごしやすいのではないか? というわけで、中央公園会場に行ってみることにした。
長崎新地中華街
そうそう新地中華街についても触れておこう。横浜、神戸につづき、長崎で「日本三大中華街」を制覇できた。
規模的には南京町より小さい。今日はイベントだから狂ったような盛り上がりだが、平常時は静かな街になりそう。江戸時代の最盛期には、約1万人の中国人が長崎にいたらしいが、そのすべてがこの区画に住んでいたのだろうか。まぁ、フェスティバルを見ながら過去をしのぶのは難しい。
※ふたたび新地中華街を抜ける
このあと、食事のために中華街に戻ってくる。
今日は行ったり来たりが多い。