九州商船 / 長崎港から福江島へ

2009年 長崎県 交通:船
[WGS84] 32.845482, 129.061482 - Google Earthで開く(kml)

16時50分発のフェリーに乗るつもりだったが、1本前の12時10分発に乗れそうだ。

長崎港ターミナルに着いたのが10時40分。まだ1時間半もあるけど、ほどよく行けるスポットがない。なにより足が疲れて動きたくない。これからフェリーで4時間も休めるのに、私たちはターミナルでぐったりしていた。情けない。モッタイナイ。

長崎港ターミナル
※長崎港ターミナル:軍艦島の説明が並んでいた

長崎港ターミナル
※長崎港:フェリーは女神大橋を越えて、外海に出る

「夢彩都」で朝食を

隣接する「夢彩都」で朝食を買ってきた。諫早牛乳(73円)、若杉手作りごまどうふ(197円)、ごまどうふ(148円)、唐津バーガー(158円)、ジュースなど(186円)、トルコライス弁当(499円)なり。トルコライス弁当は、冷凍食品の盛り合わせだった。からつバーガーは悪くないものの、特殊な具材を使っているわけでないので拍子抜けした。

長崎港ターミナル
※ターミナルでぼんやり待つ

乗船、そして出港

12時になり、フェリーに乗船する。やっぱり1時間以上前からスタンバイする必要はなかったな。乗船すると、嫁は寝床を確保、私は船内探検をはじめた。九州商船フェリーは舳先に出られないので、艫から撮影するとしよう。定刻通りに出港したフェリーは、長崎湾を抜けて東シナ海に出た。けっこう速い。

九州商船
※車が積み込まれた

九州商船
※出港した

九州商船
※大浦天主堂

九州商船
※旧香港上海銀行長崎支店記念館

九州商船
※けっこう早い

九州商船
※九龍城みたいだな

九州商船
※女神大橋をくぐる

九州商船
※さらば長崎

角力灘(すもうなだ)

長崎港と五島列島のあいだは五島灘(ごとうなだ)と呼ばれるが、長崎港の玄関口──西彼杵半島沿岸海域──は、角力灘(すもうなだ)の別称がある。
両側の岸が見えなくなるまで、私は風景を楽しみ、写真を撮っていた。

九州商船
※iPhoneで現在地確認

九州商船
※高鉾島

九州商船
※神の島教会

九州商船
※伊王島灯台:条約灯台(観音埼灯台野島埼灯台、樫野埼灯台、神子元島灯台、剱埼灯台伊王島灯台、佐多岬灯台、潮岬灯台)の1つだ

洋上にて

洋上に出ると、なにも見るものがない。ずっと風に吹かれているのもつらいので、キャビンにもどって、毛布にくるまって寝ることにした。福江島に着くのは4時間後、16時15分の予定だ。
大洗から苫小牧までの20時間小樽から新潟港までの19時間30分を経験してるので、4時間なんてあっという間だろう。

九州商船
※五島灘(東シナ海)にて

九州商船
※嫁はエンジン音が気になるというが、私は気にならなかった

九州商船
※犬がいる

奈良尾(ならお)を経由

14時55分、フェリーは奈良尾に接岸する。
奈良尾は五島列島の1つ、中通島にある港町。五島列島では福江島に次いで2番目に大きな島で、日本では19番目の面積をもつ。ちなみに若松、中通島の2つを「上五島」、福江、久賀、奈留の3つを「下五島」と呼ぶらしい。中通島にも観光名所はたくさんあるが、今回の旅では立ち寄らない。せめて船上から奈良尾の景色を目に焼き付けておこう。

奈良尾
※ここが奈良尾か

奈良尾
※もやい縄を投げるところを見ていた

接岸すると、フェリーからトラックや乗用車が下りていくのが見えた。なにを運んでいるのだろう。乗用車は観光だろうか、それとも島民が修理に出していたのか。九州本土から90キロも離れていることを思うと、感慨深くなる。このフェリーは島民にとって生命線なんだな。
15分後、フェリーは離岸して、福江島に向かった。

あと1時間ちょっとだが、もう少し横になっていよう。

関連エントリー

紀伊水道を抜けて徳島港へ

2009/11/14 * 徳島県