狭山茶摘み体験フェスタ2009
2009年 埼玉県 味覚狩り 祭り「お茶摘みをしてみたい」と嫁が言うので、狭山茶摘み体験フェスタ2009 に行ってきた。
毎年開催される狭山茶の振興イベントで、無料の茶摘み体験や、家庭でできるお茶作り実演などをやっている。ほんとは昨年行くつもりだったけど、いろいろあってキャリーオーバーしていた。
※埼玉県農林総合研究センター茶業特産研究所
茶業特産研究所へ
会場である「埼玉県農林総合研究センター茶業特産研究所」は、わが家から直線で30kmの距離にある。観光名所ではないので、アクセスはよくない。ようやっと到着すると、車がいっぱい。職員用の駐車場しかないので、茶畑まで車があふれていた。
※手もみ茶の実演
※狭山茶の試飲
茶摘み体験に申し込んで、会場を見てまわる。
ふだん意識しないけど、お茶はこういう場所で栽培され、こういう工程を経て製品化されるのか。研究所なので、古い設備もあっておもしろかった。
※工場見学
茶摘み体験
時間が来たので、集合場所に向かう。
簡単な説明を受けて、茶畑に案内される。摘んでよいのは案内されたエリアのみ。渡されたビニール袋に入れるが、いっぱいに詰めたり、封をすると発酵してイヤな匂いがつくそうだ。
※茶畑にて
茶葉は、先端から3~4枚目の新芽を摘む。ぶちっと引き抜くと、罪悪感にさいなまれる。お茶の木は、こうして何度も何度も新芽を摘まれるんだな。
畑特有の湿気に包まれながら、しばし茶摘みを楽しんだ。
※防霜ファン:上空の空気を吹き下ろして、遅霜から新芽(一番茶芽)を守る装置
※電柱のように防霜ファンが立ち並んでいる
おうちで製茶
このあと、入間市博物館や三井アウトレットパーク入間を見てまわったけど、そこは割愛。
帰宅後は製茶に取りかかる。手順はおおむね下記のとおり。
- ラップに包んで、電子レンジで蒸す。
- 冷めたら、手で軽く揉む
- ホットプレートで焦がさないように乾かす。
- そのまま仕上げ乾燥して、完成。
※家庭でできるお茶づくり
まぁ、手間がかかるよねぇ。
いまは機械でやってるけど、むかしは全肯定を手でやっていたのか。一杯のお茶ができるまでに、こんな苦労があったとは。お茶が貴重品になるのもうなずける。
※完成した茶葉
※お茶の味がしないでもない
おいしくないが、感謝したくなる
できあがった茶葉は市販のものより大きく、粗く、まるっきり枯れた葉っぱだった。
お湯を注いで飲んでみると、お茶の味がしないでもない。おいしいとは言えないが、白湯より味があるし、なにより感謝の気持ちがわいてくる。
これからは、お茶をありがたく飲むことができそうだ。