イエロー・サブマリン / 第2弾は『カルカソンヌ』

2009年 東京都:新宿副都心 ゲーム
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夫婦の会話ゲーム第2弾として、『カルカソンヌ』を買うことにした。

新宿の東急ハンズで見つからず、イエロー・サブマリンまで足を伸ばしてみる。
イエロー・サブマリンを訪れるのは何年ぶりだろう?
メタルフィギュアに興味があった頃だから、20年前か。あれからテーブルトークRPG、トレーディングカードの時代が過ぎていった。今でもボードゲームを扱っているか不安だったけど、品揃えは充実していた。ただし3階は美少女フィギュアに占拠されていた。時代だねぇ。

カルカソンヌ
※新宿イエロー・サブマリン

カルカソンヌ(Carcassonne)とは?

『カルカソンヌ』は2000年に発売されたドイツのボードゲーム。
「ドイツ年間ゲーム大賞大賞」と「ドイツゲーム大賞1位」の2冠を獲得しており、ボードゲームが好きな人には有名な作品だ。
私も名前は知っていたが、プレイしたことはない。YouTubeでプレイ動画を見て、まぁ、2人でも楽しめそうなので、買ってみることにした。値段は3,200円だった。
※『ロスト・シティ(Lost Cities)』も候補に挙がっていたけど、見つからなかった。もう売ってないのかな。

カルカソンヌ
※海外のゲームがいっぱい

ゲーム選びの難しさ

2人でも楽しめるゲームを見つけるのは、意外に難しい。
オセロや将棋、碁、チェスなどは、突き詰めれば実力差が出てしまう(=二人零和有限確定完全情報ゲーム)。かといって双六のような運任せのゲームは飽きる。プレイヤーが3人以上のパーティゲームとちがって、2人では互いの矛先を躱すこともできない。実力と運が、ほどよく介在するゲームでなければ、つぶし合いになってしまうのだ。
その点、『アルゴ』はバランスがよかった。『カルカソンヌ』はパーティゲームとして有名だったので、2人で楽しめるか不安だったけど、杞憂だった。

カルカソンヌ
※開封直後の『カルカソンヌ』

ルールは細かいが、すぐ覚えられる

『カルカソンヌ』は四角いタイルを並べて、獲得した陣地の点数を競うゲーム。
タイルには草原、道路、都市、修道院の絵が描かれており、地形が合うように並べなければならない。タイルをどう組み合わせるか、7つしかないコマでどこを占拠するかで、勝敗が決まる。
点数計算はやや面倒だけど、必要なことはすぐ覚えられる。

カルカソンヌ
※タイルを並べ、コマで占拠していく

簡単だけど、奥が深い

巨大都市を建設してがっぽり稼ぐか、短い道路でちまちま貯めるか、草原を支配して逆転に賭けるか?
攻略法がありそうなんだけど、毎回タイルは変わるし、相手の出方にも左右されるから、一定のパターンでは勝てない。それでいて、流れや確率を読む思考力も必要とされる。精算による逆転もあるので、差が開いて飽きることもない。
よくできてる。おもしろい。これは人気が出るわけだ。


※毎回、できあがる地形は異なる

嫁は大喜びで、毎晩やりたいとせがんでくる。勝っても負けても楽しいようだ。『アルゴ』8番勝負もつづいているので、どっちか片方にしてほしい。
まぁ、どちらも脳の異なる部位を使うので、甲乙つけがたい。
両者を交互に、あるいは同時に遊ぶことで、末永く楽しめそうだ。