夢の島熱帯植物園 / みどりの日は無料公開

2010年 東京都:東部 植物園
[WGS84] 35.651225, 139.829392 - Google Earthで開く(kml)

夢の島熱帯植物園は、新木場駅から歩いて数分の距離にある。

新木場駅は有明コミケに参加するために何度も降りているけど、陸側の夢の島を訪れるのは初めてだ。夢の島は、ゴミ処理場のある人工島として有名だが、公園やスポーツ施設、公共施設なども集まっており、決してゴミの山があるわけじゃない。オフィスや住宅はないので、夜は静かだろうな。

夢の島熱帯植物園
※夢の島熱帯植物園:新木場駅から歩いて10分くらい

夢の島熱帯植物園
※入館料は一般250円。みどりの日、都民の日は無料

その中にある半球型のドームが重なった建物が、夢の島熱帯植物園。隣接する江東清掃工場の高温水によって運営される仕組みは、光が丘温室植物園(練馬区立温室植物園)板橋区立熱帯環境植物館と同じだ。愛称は「夢熱」。開園は1988年だから、私が17歳のときか。

凝縮された熱帯

今日はみどりの日で入館無料。さすがに人が多く、館内はどこも混雑していた。
まず映像ホールでボルネオのことを学ぶ。遠いと思っていた熱帯雨林だが、じつは日本人の生活に密接していた。勉強になるなぁ。
その後、大温室を見てまわる。3つのドームは中でつながっていて、丘や川、滝などがある。要素が凝縮されていて、狭い印象を受けるが、温室としては規模が大きい。

夢の島熱帯植物園
※ドーム内はつながっている

夢の島熱帯植物園
※滝もある

iPodを使ったビデオ端末貸し出し

パンフレットによると、熱帯植物の詳しい説明を収録したiPodを無料で貸し出しているそうだ。国立科学博物館にも類似の端末があったけど、あちらは有料(300円)だった。無料なら借りない手はない。
しかし事務所の場所がわかりにくく、ほかに借りている人を見かけなかった。あまり力を入れていないのだろうか? しかし使い方の説明はていねいだし、収録されているビデオや音声、写真、テキストは驚くほど充実していた。「ゆめねつ」のテーマソングまで入ってる。

夢の島熱帯植物園
※館長の玉木恭介さんのビデオとイラスト(使い方説明パンフ)

館内数十箇所で、その場所から見える植物を詳しく説明してくれる。いつも、なんとなく見てきた植物も、名前や生態がわかると印象が変わる。おもしろい。

ブーゲンビリア
※えぇと、ブーゲンビリアだったかな?

Cドーム
※Cドームで振り返る

難点は3つ。やや聞き取りにくいこと。季節性がないこと。そして温室内が暑くて、長く滞在できないこと。だらだら汗が流れてくるので、全部の説明を聞くことはできなかった。
どうせ無料で貸し出すなら、ホームページやYouTubeに公開すればいいのに。こうした情報端末は、今後、もっともっと進化していくだろうな。

混雑と温度と湿度にやられて、どっと疲れた。
もっと長時間いるかと思ったけど、だいたい満足できたので、私たちは隣接する第五福竜丸展示館に向かった。

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