浦山ダム / 8年ぶりの再訪、堤体見学

2010年 埼玉県 ダム
[WGS84] 35.955064, 139.052507 - Google Earthで開く(kml)

三峰口駅の次に向かったのは浦山ダム。

浦山ダムは、フィットが納車された日のドライブでも訪れている。しかしあの頃はダムに興味がなかったし、どこを走っているかもわかってなかったから、なにも見ずに通り過ぎてしまった。
今日は、あの日のつづきをやろうと思う。

浦山ダム
※浦山ダム:巨大なので全体を撮るのは難しい

じつは一般開放されている

浦山ダムは、なんとダム堤体内部が一般公開されている。行ってみると受付口のようなものはなく、だれでも自由に出入りできる。すごいな。特別な日しか入場できない宮ヶ瀬ダムとは大きなちがいだ。

浦山ダム
※下流広場からダム堤体内部へ入れる

浦山ダム
※堤体監査廊の先が下っている

浦山ダム
※水圧体験装置:騒音がすごい

浦山ダム
※ダムの歪みを計るプラムライン

ダム堤体内は涼しく、湿度が高かった。回廊にはダムに関する写真や情報が掲載され、奥まった部屋にちょっとした展示があって、そこから堤内エレベーターで天端にあがる。私と嫁は経験済みだが、はじめてのA氏は巨大構造体に興奮しているようだった。

天端にて

浦山ダムの堤高は156mで、重力式コンクリートダムとしては日本第2位を誇る(第1位は福島県の奥只見ダムの157m)。小河内ダムの方が巨大と思っていたが、ちがった。今まで訪れたダムの一覧を作ってみた。

訪れたダムの一覧
名称形式堤高竣工ダム湖
小河内ダムG148.0m1957年小河内貯水池 / 奥多摩湖
御母衣ダムR131.0m1961年御母衣湖
九頭竜ダムR128.0m1968年九頭竜湖
布引五本松ダムG33.3m1900年布引貯水池 (ダム湖百選)
宮ヶ瀬ダムG156.0m2000年宮ヶ瀬湖 (ダム湖百選)
石小屋ダムG34.5m2000年石小屋湖
城山ダムG75.0m1965年津久井湖
羽鳥ダムA37.1m1956年羽鳥湖 (ダム湖百選)
浦山ダムG156.0m1998年秩父さくら湖
豊稔池ダムMA30.4m1994年豊稔池
猿谷ダムG74.0m1957年猿谷貯水池
風屋ダムG101m1960年風屋貯水池
浅瀬石川ダムG91.0m1988年虹の湖
御所ダムGF52.5m1981年御所湖 (ダム湖百選)
湯西川ダムG119m2011年-

※G=重力式コンクリートダム, R=傾斜土質遮水壁型ロックフィルダム, A=アースダム, MA=マルチプルアーチダム, GF=コンバインダム

浦山ダム
※天端に出た

浦山ダム
※さまざまな御利益ものがある

浦山ダム
※奥秩父さくら湖を一望する

浦山ダム
※非常用洪水吐の上に天端がある

浦山ダム
※駐車場の下がああなってると知ったら足がすくむかな

浦山ダム
※谷川を見下ろす

浦山ダム
※右側の水力発電所の近くにサルがいた

浦山ダム
※浦山ダム防災資料館「うららぴあ」

階段で下りよう

なんと階段も開放されていた。498段で高低差124.5m宮ヶ瀬ダムでも同じように階段で降りたけど、やっぱり使わずにはいられない。
下りるときは全体重が膝や腰を直撃する。なるべくクッションを利かせたいが、身体は重く、反応は鈍い。ぐるぐる、ぐるぐる、単調な動きに飽きてくる。ダムの斜面を転げ落ちたくなるが、実行したら死んでしまう

浦山ダム
※498段もある

浦山ダム
※がんばるぞー

浦山ダム
※浦山ダムは大きい

浦山ダム
※大きさがわかるだろうか

浦山ダム
※階段をぐるぐる

浦山ダム
※奥秩父さくら湖から見た浦山ダム

転ぶことなく、無事に降りることができた。駐車場にもどって、ひと休み。ふぅ、疲れた。
時刻は15時半。もうちょい楽しめるだろう。