青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 / 見どころは車両甲板
2010年 青森県 #東北夏祭りドライブ 交通:船 交通:鉄道 博物館八戸から青森まで107kmで、2時間半かかった。
とくに見るものもなく、退屈な道のりだった。しかし雨が降ってきたので、気の抜けた運転もできない。途中で嫁に交代してもらうほど、つらかった。というか、毎日の移動距離が長すぎるかもしれない。
青森市街は土砂降りだった。今日の青森ねぶたは中止かな。いずれにせよ開催まで時間があるから、先に八甲田丸を見ておくことにした。八甲田丸に着くと、ふっと雨はあがった。
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
青函連絡船・八甲田丸は、当時使われていた青森港の岸壁に、当時のままの姿で保存されている。航路の廃止によって、すべての時間が止まったようだ。
青函連絡船が運行していたのは1908年(明治41年)から1988年(昭和63年)までの80年間。廃止されたとき私は17歳だったが、まるで記憶にない。私は北海道生まれだが、北海道は飛行機で行き来するところと認識されていた。青函連絡船を廃止に追いやった青函トンネルも、まだ乗ったことがない。
※青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
※客室の様子:人形がほしい
※煙突内部って、こうなっていたのか
※当時の乗客は入れなかったブリッジ
※舳先は北海道に向いている
※この双眼鏡が北海道の陸地を見ることはもうない
見どころは車両甲板
日本郵船氷川丸で博物館船は体験済みだが、船の規模がちがうし、煙突内部などを見られたのはおもしろかった。しかし最大の見どころは車両甲板である。
八甲田丸は旅客だけでなく、鉄道車両をそのまま積み込んで津軽海峡を越えていた(鉄道連絡船)。青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸では、郵便車両など9両の車両を積んだまま保存・展示しているのだ。船の中にもレールがあって、車両が並んでいるのは壮観だった。油の匂いが鼻をつくけど、わくわくしながら見てまわった。
※国鉄キハ80系気動車
※国鉄ヨ5000形貨車
※国鉄DD16形ディーゼル機関車(DD16 31)
※単動4サイクルトランクピストン排気ターボつきディーゼルエンジン1600馬力8基:今は静かだ
※八甲田丸の前に展示されているボロボロの電車とスクリュー
八甲田丸を出ると、また雨は上がっていた。「青森ねぶた」は開催されるのか? 開催されるなら、そろそろ交通規制がはじまる。駐車場に向かって、そこで情報を得よう。
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