浅瀬石川ダム / 中まで見ちゃった
2010年 青森県 #東北夏祭りドライブ ダム 湖十和田道から浅瀬石川ダムに抜けた。
浅瀬石川ダムは旅の計画に入っておらず、どんなところかまったく知らない。資料館を見学して、ダムの写真を何枚か撮れればいいやと思っていたが、なんとダム堤体内まで見学することができた。
※浅瀬石川ダム:吊り橋からの眺め
浅瀬石川ダム
浅瀬石川ダム(あせいしがわだむ)は1988年に竣工した重力式コンクリートダム。ダム湖は「虹の湖」。その湖底には沖浦ダムが沈んでいる。1944年に竣工した沖浦ダムは規模が小さく、さらなる洪水調節、利水、発電のために浅瀬石川ダムが設置された。ダムによってダムが沈むことがあるんだね。
※浅瀬石川ダムの天端は201mの高さ
地域防災センター 浅瀬石川ダム資料館
堤体わきに資料館があったので、見学する。水とエネルギー館ほど大きくないが、大きなダムの模型や3D立体映像もあって、けっこう楽しめた。
※ダムの機能を学ぶ
まさかの堤体見学
浅瀬石川ダム資料館の壁に、ダム近隣で行われたイベントの写真が張ってあって、そこにダム堤体見学のレポートがあった。「ひょっとしたら見学できるかも?」と思って事務室に声をかけたら、「いいですよ」と案内してくれた。私たち夫婦2人のために申し訳ない。あとで知ったことだが、見学は随時受け付けているものの、一週間ほど前に連絡が必要だった。
※ここから入る
※お姉さんが案内してくれた
ダムの監査廊は宮ヶ瀬ダムでも見学しているが、あのときよりずっと細かく、ていねいに、たくさん見学させてもらえた。ありがたい。お姉さんと話していて気づいたが、浅瀬石川ダムでは「洪水吐」ではなく「クレストゲート(crest gate)」と呼ぶそうだ。これも地域差かな?
※継目排水孔:15m間隔に設置された管で継目から漏れ出た水を抜いている
※ゲート操作室
※コンジットゲートから外の光が見える
浅瀬石川ダムは160万トンのコンクリートで水を堰き止めている。その内部は地中のように温度が低く、湿度が高い。コンジットゲートのように外界に通じているところは温度が高く、湿度が低くなる。部屋に入るだけで空気が変わるから、すぐわかる。
通路の最初の方に水槽が並んでいて、虹の湖で獲れた魚が飼われていた。ダム内水族館らしい。年間通じて温度が変わらず、人がいないときは真っ暗闇になる環境は、なにかの養殖に使えそうな気がするが、ダムの中でやることじゃないか。
※監査廊を歩く
※クレストゲートの設備室
※発電所と吊り橋
天端に出たところで解散。お姉さんに感謝と感激の意を伝える。いい経験をさせてもらいました。
今日は天気がいいので、どっと汗が噴き出す。冷蔵庫から灼熱地獄への変化は大きかった。あぢぃ。
※天端に出た
最後に下流側の吊り橋を見て、浅瀬石川ダムをあとにする。
時刻は11時半。黒石市街に出て、黒石焼きそばを食べよう。
東北夏祭りドライブ (8日間) | |
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