すずのや / つゆだくの黒石やきそば

2010年 青森県 #東北夏祭りドライブ 食:焼きそば
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青森ねぶたで食べた黒石焼きそばがうまかった。

なので昼飯は黒石焼きそばにしようと決めていた。ガイドブックで見つけた店(藻川屋)は、あいにく1月で閉店していた。なので十字路にあった焼きそば専門店「すずのや」に入る。太平麺の黒石焼きそばと黒石つゆやきそばを食べられて、満足できた。

すずのや
※すずのや

黒石焼きそば

黒石は人口約37,000人の町に「焼きそば」を取扱っているお店が70軒以上もあって、人口比率からみて「日本一の焼きそばの町」であるという。実際、黒石焼きそばから黒石を知った人は多いだろう。かくいう私もその1人だ。
多くのB級グルメがそうであるように、黒石焼きそばの明確な決まり(レギュレーション規定)はない。ただ私が感じたところをまとめれば、黒石焼きそばは2つに分類される。
太平麺の「黒石焼きそば」と、つゆ入りの「黒石つゆ焼きそば」だ。「すずのや」は、その両方を楽しめる店だった。

黒石焼きそば
※黒石焼きそば、2つの味

黒石焼きそば(400円)

戦後まもなくソースが普及しはじめると、ソース焼きそばが食べられるようになった。しかし当時の黒石の製麺所にはうどん用のカッターしかなかったため、うどん用カッターで焼きそば麺(太平麺)を作ったところ、これが好評だったため定着したと言われる。「すずのや」の店主は、子どものころ5円や10円といった値段で焼きそばを食べていたらしい。
ソースは甘辛。具はなく、半熟卵が乗っている。半熟卵は我慢しても、太平麺は外せない特徴だと思う。通常の焼きそばよりもちっとした食感が好き。

黒石焼きそば
※麺が太い

黒石つゆ焼きそば(500円)

黒石焼きそばといえば、つゆ入りの方が有名になっているようだ。焼きそばを注文したとき、少しでも腹の足しになるようラーメンの汁をかけてソバを膨らませたのがはじまりと言われている。「すずのや」のつゆはソース味で、ネギと天かすが載っている。中華麺なら味が濃すぎだが、太平麺なのでちょうどよく食べられる。これもいい。

黒石つゆ焼きそば
※ソース味のつゆ

黒石ねぷたの山車を見るため、御幸公園への生き方を店主に尋ねるが、山車が見られるのは夜だけだと教えられる。うーん、残念。しかし青森にはあと1日滞在するから、チャンスがあるかもしれない。

車にもどると、車体でステーキが焼けるほど熱くなっていた。ハンドルも熱くて触れない。冷房が効くまではサウナ状態。やれやれ。
黒石を去る前に、りんご史料館に立ち寄っておこう。

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