りんご資料館 / 青森りんごの歴史をたどる

2010年 青森県 #東北夏祭りドライブ 郷土資料館
[WGS84] 40.637919, 140.614271 - Google Earthで開く(kml)

浅瀬石川ダムから黒石市街へ向かう途中で「りんご資料館」の看板を見かけた。

青森りんごの歴史を紹介する資料館で、無料だったはず。せっかくなので黒石を去る前に寄っていくことにした。敷地に車を乗り入れると、そこは研究施設だった。場違いな空気を感じたが、受付に顔を出して、見学させてもらった。

青森県産業技術センター
※青森県産業技術センターの敷地内にある

りんご資料館

りんご史料館は、(地独)青森県産業技術センターりんご研究所に付属している。同センターは、「つがる」や「陸奥」、「北斗」を育成した日本唯一のりんご専門試験場である。敷地内には多種多様なりんごが植樹されているが、見学できるのは史料館のみ。
りんご史料館で目を引くのは草木に覆われた洋館。イギリスのイーストモーリング研究所の建物を参考にして作られたもの。老朽化のため、2002年(平成14年)に建て直された聞いていたが、8年でびっしり植物に覆われている。

りんご史料館
※りんご史料館

館内にはりんご栽培の仕組みや歴史、栄養価などの資料が展示されていた。類似の施設として、笛吹川フルーツ公園のくだもの館(山梨)や、チューリップ四季彩館(富山県)を思い出す。有料施設に比べれば規模は小さいが、建物と合わせて興味深く見学できた。

りんご史料館
※館内

りんご史料館
※窓にたくさんのハチが

センターにとっては研究が主目的であって、観光客を喜ばせることは二の次だろう。それは仕方ないが、もうちょっと突っ込んだ見学や体験ができたらいいなと思う。社会見学的なもので、有料でもいい。しかし実施するとなると投資が必要だし、よけいなリスクを負うことになるからやっぱり難しいか。
むしろ研究が主目的のセンターに無料の史料館があることを感謝すべきかもしれない。

東北夏祭りドライブ (8日間)
計画
07/31
08/01
08/02
08/03
08/04
08/05
08/06
08/07