青函トンネル記念館 / 海面下140メートルの体験坑道へ
2010年 青森県 #東北夏祭りドライブ 博物館車は青函トンネル記念館に到着した。
私は青函トンネルを利用したことはないが、いつか通るときのために勉強しておこう。そして青函トンネル記念館を訪ねたら、海面下140メートルの体験坑道に降りないわけにはいかない。ここまで来て体験坑道を見ない人がいるんだろうか。青函トンネル記念館(400円)と体験坑道乗車券(1,000円)は別料金だが、特別セット料金で1,300円になる(たった100円引きかよ)。
※道の駅 みんまや、青函トンネル記念館、竜飛ウィンドパーク展示館
青函トンネル記念館の注意点
三厩と書いて「みんまや」と読む。道の駅みんまやは、青函トンネル記念館と竜飛ウィンドパーク展示館の2つで構成されている。現地に行けばわかるが、これらは1つの施設なので混乱しないように。
世界観トンネルは世界一長い海底トンネルだった。私が訪れた8月4日はそうだった。しかしスイスのゴッタルドベーストンネルが開通したことで、世界第2位になってしまった。世界一のときに見られたのはよかったかもね。ちなみに、海底部を持つトンネルとしては世界一のままである。
青函トンネル記念館は、その名のとおり青函トンネルの歴史や構造を紹介する施設。また海面下140メートルの体験坑道に降りるケーブルカー(青函トンネル竜飛斜坑線)も発着している。青函トンネル記念館から降りられるのは青函トンネル記念館駅であって、竜飛海底駅ではない。両者の違いがわかる人は混同しないよう、注意されたし。
※青函トンネル竜飛斜坑線
※ぎゅうぎゅう詰めだ
青函トンネル記念館駅
ちょうど斜坑線が出発するところだったので、先に体験坑道を見ておくことにする。
青函トンネル記念館駅を降りて、係員の誘導でトンネルを見学する。繰り返しになるが、竜飛海底駅のプラットホームには行けないし、列車が走るところも見られない。つまるところ、青函トンネルを維持するトンネルを見学するのであって、青函トンネルそのものを歩くわけじゃない。
しかし実際の地価トンネルで、掘削の様子を見たり、異常出水の話を聞くと、リアリティがちがう。こんなところで事故があっても、どうにもならない。地下は恐ろしいところだ。
余談だが、翌日8月5日にチリの鉱山で落盤事故があって、33名の作業員が生き埋めになった。さいわい事故から70日後の10月14日に全員救出されるのだが、全世界が注目する大事件となった。作業員たちが閉じ込められたのは地下634mの坑道で、青函トンネルの体験坑道とは比べものにならないが、ニュースを知ったときは強いショックを受けた。
※体験坑道
※掘削の様子
※実際の場面を想像してみる
※けっこう広い
※体験坑道駅:さぁ、地上へ帰ろう
※青函トンネル記念館駅:通風門が閉まるまで外には出られない
青函トンネル記念館を見学する
地上に出た後は、青函トンネル記念館を見学する。文章、写真、模型、ビデオ、音声などの説明は興味深いものの、今まさに実物を見てきたばかりなので物足りない感じもした。これは記念館→体験坑道の順がいいかもしれない。
※体験坑道の場所を確認する
竜飛ウィンドパーク展示館
つづいて竜飛ウィンドパーク展示館へ。こちらは竜飛ウインドパーク(風力発電施設)を紹介する施設。気がつけば、発電所もいろいろ見てきたな。富津火力発電所、トゥイニーヨコハマ、水とエネルギー館、浜岡原子力館......。その列に今日、風力発電が加わった。次は地熱発電を目指そう。
※竜飛ウィンドパーク展示館の風洞実験
体験坑道は青函トンネルそのものを見られないし、記念館の規模はそれほど大きくない。津軽半島の端っこにあることや料金を考えると、強くおすすめする理由はない。私のように竜飛崎灯台に興味があるなら、ついでに見てもいいかもしれない。
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