黒石から男鹿へ / 眠れない車中泊
2010年 秋田県 宿:車中泊唐竹温泉から大潟村までは114km、2時間半の道のりがある。
道中には遠部ダムや長走風穴、大館、伊勢堂岱遺跡といった観光スポットもあるがパスする。今回の旅は夏祭りがメインだし、すべてを立ち寄ったら何ヶ月も帰れない。てなわけで、夜のうちに移動しちゃって、翌日は大潟村からスタートする計画だった。
しかし実際は、長く、つらい夜になった。
暑くて眠れない
先に眠って、夜明けに走ろうと重い、道の駅「いかりがせき」に駐車する。しかし暑くて眠れない。おまけに大型トラックのアイドリングに神経をいびられる。つらい。
やむなく、先に走って、夜明けまで寝ることにする。しかし男鹿までの道のりは遠い。午前4時半、道の駅「ふたつい」で休むことにする。しかしここも暑くて、寝付けなかった。
※道の駅ふたつい:すでに明るい
走ったり、眠ったり、走ったり
そうだ、このまま八郎湖SAへ行こう。民主党の高速道路の無料化社会実験で、秋田自動車道(秋田中央IC~八竜IC)は無料になっている。八郎湖SAにある丘からの見晴らしはいいと聞く。SAなら、道の駅よりリラックスできるかもしれない。
しかし睡眠不足と疲労で、運転できるかあやしい。そこで嫁に交代してもらう。走行中はエアコンが効くので涼しく、すぐ寝てしまった。
※大潟村に向かう
目が覚めると、道の駅「おおがた」に駐車していた。なんで? 嫁は大潟村干拓博物館へ行くと勘違いしたようだ。ちがうよ。
しかし移動するのも面倒だ。眠気が、暑さも寝苦しさも圧倒している。大潟村干拓博物館がオープンする9時まで寝よう。とはいえ、車が太陽に炙られると、ふたたび寝苦しさが勝った。もう寝てられない。うががー。
やはり宿をとっておくべきだったか。しかし青森のホテルで朝を迎えたら、午前中は移動に費やされてしまう。今回は、こうするしかなかったのだ。そう思うしかない。
顔を洗って、目を覚ます。さて、旅を再開しよう。