旅行  2010年08月05日(木) の秋田県 にて

秋田国家石油備蓄基地 / 思いがけずバスツアーに合流

(map)

[WGS84] 39.868892, 139.850206 - Google Earthで開く(kml)

秋田国家石油備蓄基地が見学できると知ったとき、私の心は決まった。

ダムや首都圏外郭放水路のような巨大構造物が好きな私としては、ここを外すわけにはいかない。旅の計画があやふやだったので、昨日の昼、十三湖から基地に電話をかけた。
「5日に見学したいんですが、お願いできますでしょうか?」
「資料館なら見学できますよ」
「いえ、タンクも見学したいのですが」
「うーん、5日は団体さんも来るから難しいなぁ」
「それじゃ、その団体さんに同行させてください」
「わかりました。では午後2時に来てください」
「ありがとうございます」
といったヤリトリだった。実際行ってみると、団体さんは山形からの見学バスツアーだった。私たちは、そのバスに同乗させてもらって、施設を見学することができた。通常の見学どういうものか知らないけど、バスで見てまわれたのはすごくラッキーだった。

秋田国家石油備蓄基地
※南磯から見た基地

秋田国家石油備蓄基地 - その時に備えて

現代社会において、石油は欠くことのできない資源である。オイルショックや戦争などで需要が変動したときに備えて、日本は全国に12の備蓄基地を作って、国内消費量の94日を備蓄している。ここ、秋田国家石油備蓄基地もその1つ。その備蓄量は約3,950,000キロリットルで、国内消費量の1週間分が値する。

秋田国家石油備蓄基地
※大型バスに便乗させてもらった

秋田国家石油備蓄基地
※基地を走りながら、タンクの構造などを説明してもらう

直径90m×深さ50mの地中式タンク

秋田国家石油備蓄基地で特徴的なのは、世界最大級の地中式タンクが12基配置されていること(地上式タンクは4つ)。地中式タンクは流出の心配がなく、地震にも強い。タンクは点検のため一基ごと空にする。この空になったタンクが見学できるわけだ。
バスを降りて、ぞろぞろ作業場を登っていく。そこには、巨大な穴が空いていた。大きくて、ファインダーに収まらない。

秋田国家石油備蓄基地
※地表に出ている部分は少ない

秋田国家石油備蓄基地
※大きい! 高い! 深い! 広い!

秋田国家石油備蓄基地
※空間の大きさが把握しづらい

秋田国家石油備蓄基地
※望遠して、人の小ささがわかる

秋田国家石油備蓄基地
※係員の説明を聞く

秋田国家石油備蓄基地
※ひゃっほー

秋田国家石油備蓄基地
※比較物がないと、ますます大きさがわからない

いやはや、大きいね。視界に収まらないから、臨場感をお伝えできない。いや、実際にその場にいても、目の前の空間を把握できないかもしれない。ここより高いビルも、深い谷間も見てるけど、このサイズは経験したことがない。自分の実体験ライブラリに、似たものがない。

基地内で見たもの

バスは敷地内をくまなくまわって、さまざまな施設を見せてもらった。そのすべてを掲載することはできないが、印象的だったものを抜粋しておこう。

秋田国家石油備蓄基地
※高さ99.9mの風力発電機:ナマハゲのプリントがある

秋田国家石油備蓄基地
※シーバース:あそこで石油を受け取っている

秋田国家石油備蓄基地
※側壁コンクリートのサンプル:ここにもナマハゲが

秋田国家石油備蓄基地
※これほど民家に近い石油備蓄基地もないそうだ

秋田国家石油備蓄基地
※係員さんの説明はていねんで、熱心だった

私たちが同行したバスツアーは、山形の商店街が企画したものだった。係員の話によると、無料で見学できるからツアーで訪れる人が多いそうだ。バスの中は年配の男性ばかりで、嫁はかなり居づらかったようだ。私も、ひょっとしたら奇異な目で見られていたかもしれないが、巨大構造物を前にした興奮に酔いしれていた。
もちろん、バスツアーの皆さんに感謝の意を伝えたけど、きょとんとしていた。向こうから見ると、基地側の招待者に見えたかもしれない。

石油備蓄基地資料館

基地内の見学を終えると、事務所の近くにある石油備蓄基地資料館を見学した。備蓄基地の概要、地中式タンクの仕組みなどを学ぶ。

秋田国家石油備蓄基地
※いま見学したコースを模型で確認する

興奮しちゃって、なにを見たのか、よくわかっていない。家に帰って復習して、なにを見たのか、少しずつ理解できてきた。いい経験ができたと思う。


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