日本橋をくぐろう / 中央区まるごとミュージアム
2010年 東京都:都心部 交通:船 橋日曜日は「中央区まるごとミュージアム」を見てきた。
話は2008年のにちぎん体験にさかのぼる。そのとき日本橋で、川を遊覧している船を見かけた。
あれに乗ってみたい!
調べてみると、「中央区まるごとミュージアム」の無料遊覧船だった。2009年は見逃してしまったので、今年、乗ることができた。
※常磐橋防災船着場:ふだんは使われないところだ
中央区まるごとミュージアム2010 ~日常がアートになる街、誰もがアーティストになれる秋。
中央区まるごとミュージアムは、中央区全体を野外博物館に見立て、さまざま催し物を一斉開催するイベント。名跡、画廊、美術館、資料館、百貨店などが参加し、移動手段となる江戸バス・船も無料になる。今回見てまわったのは、ごく一部だ。
ちなみに、「にちぎん体験」も中央区まるごとミュージアムの1つだった。ぜんぜん知らなかった。
※常磐橋に並ぶ人たち:私たちは30分待ちだった
日本橋周遊ルート
中央区まるごとミュージアムの船便は3つあって、今回は2つまわった。最初に訪れたのはもちろん日本橋周遊ルート。その船着き場は、ふだん使われることがない常磐橋防災船着場である。
ライフジャケットを着けて、船に乗る。水面から見る高架下は新鮮だった。というか、いつもは高架下を見上げたりしないものね。満潮時に近いので、水面が高い。つまり、橋などの構造物と水面の間隔が狭かった。
※もどってきた遊覧船
※私たちが乗船する「エスエスNANO1」
※満潮時なので水面が高い
常盤橋(ときわばし)
このルートは、常磐橋をスタートして、常盤橋、一石橋(外堀通り)、西河岸橋、日本橋をくぐって、折り返してくる。
常磐橋と常盤橋の字は異なるが、双方とも「ときわばし」と読む。
上を歩いているときは気づかないが、石造りの立派な橋だ。
※常盤橋
※くぐる
※うひょひょー♪
一石橋(いちこくばし、いっこくばし)
江戸時代、この話が破損したときに、後藤庄三郎と後藤縫殿助という商人の援助によって再建したことから、「後藤・後藤」→「五斗・五斗」→「五斗+五斗=一石」で「一石橋」と名付けられたそうだ。江戸の人たちは本当に洒落てるね。
現在は鈑桁橋にかけ直されている。今回のコースで、もっとも橋との間隔が狭かった。
※一石橋(外堀通り)
※低いなー
※高架が近い
西河岸橋(にしがし ばし)
日本橋の西側の河岸(船からの貨物積み下ろし場)にかかる橋、ということで西河岸橋。大正時代の橋台に鉄筋の桁橋が架かっている。
※西河岸橋
日本橋
そして言わずとしれた日本橋。日本橋は、五街道(東海道、中山道、甲州街道、奥州街道、日光街道)の起点となっている。
初代の木造橋が架けられたのは1603年(慶長8年)。現在の石造二連アーチ橋は、1911年(明治44年)に架けられた20代目にあたる。
※日本橋は洗浄中
日本橋は2011年で架橋100周年を迎えることから、洗浄再生する『日本橋クリーニングプロジェクト』が実施されている。つまり来年はぴかぴかの日本橋を見ることができるわけだ。
※折り返して、元の発着場にもどる
※反対から見ると印象が変わる
※ふたたび突入
※わーい♪
※下船する
10分くらいの短いクルーズだけど、楽しかった。このへんは何度か歩いているし、橋も渡ったはずだけど、水面から見上げると印象が変わる。また1つ1つの橋に歴史とエピソードがあることも知った。ガイドさんの説明をここに書き写すことはできないし、やるべきじゃない。
興味がある方は乗ってみてくださいな。おすすめ。