かまぼこ手づくり、ちくわ手巻き体験教室 / かまぼこ博物館

2011年 神奈川県 #小田原ドライブ 社会見学
[WGS84] 35.245469, 139.128859 - Google Earthで開く(kml)

体験教室は観光客向けで、いわゆる料理教室のような側面はなかったが、なかなか楽しめた。

かまぼこ博物館では、職人の実演指導による「かまぼこ手づくり&ちくわ(1,575円)」と「ちくわ手巻き(525円)」の体験教室を開催している。水曜日は、ちくわの体験のみ。

かまぼこ手づくり教室
※かまぼこ博物館:2階から体験教室エリアを見下ろす

かまぼこ手づくり教室
※受付で料金を払うと、帽子とエプロンを渡される

かまぼこ手づくり教室

まずは、かまぼこ手づくりに挑戦。作業台には道具と板が用意されており、参加者が定位置に着くとすり身がスクープで配られた。この、すり身をどう作るかがポイントなんだけど、そこはコース外。
すり身を手付包丁(附庖丁)で鳴らして、板に半円状に盛りつける。作業そのものは簡単なんだけど、「空気が入らないように」と言われると神経を使う。最適な状態になるとランプが点くわけじゃないから、いつまでも手付包丁でならしたくなる。あんまり時間をかけると、食べ物が食べ物に見えなくなるので注意。

手付包丁(附庖丁)
※作業台には手付包丁(附庖丁)、板、名前を書くペンが用意されている

すり身
※スクープ2個のすり身が配られる

かまぼこ手づくり教室
※こんなもんじゃろ

自分で盛りつけたかまぼこの味

かまぼこは専用の機械で蒸して冷却し、できあがるまで約70分ほどの時間を要する。当日中に引き取ればいいので、小一時間ほどドライブして、また戻ってきた。この日はそのまま千葉の実家に向かったので、実家で食べた。
気泡が入ったり、不格好だったりするけど、味は悪くない。まぁ、すり身は自分で作ってないから、そこは誇れないけど。自分で作ると真剣に味わうし、ほかのかまぼこと比べたくなる。いい経験をしたと思う。

かまぼこ手づくり教室
※家に持ち帰った:筋は私がつけた目印

***
※気泡が入っちゃってるが、まぁ、よし

ちくわ手巻き教室

時間をもどして当日12時。お次は、ちくわ手巻き教室。すり身を手付包丁でのばして、竹の棒に巻き付ける。空気を入れないよう、均質になるよう、いろいろ注意点があるのだが、手づかみでくっつける方法もあるので、私はそうした。黒侠と嫁は、職人さんの方法で竹の棒に巻き付けていた。

ちくわ手巻き教室
※作業の説明を聞く

ちくわ手巻き教室
※のばして、のばして、巻き付ける

ちくわ手巻き教室
※黒侠はあんがい、ていねいな仕事をする

ちくわ手巻き教室
※左手前が私のちくわ。手づかみなので凸凹だ。

自分で巻いたちくわの味

ちくわは体験教室のわきにある機械で、だいたい10分くらいで焼き上がる。スタッフが焼いてくれるのを、私たちはずっと眺めていた。回転させながら炙ると、表面がふくれてくるので、剣山みたいな道具でつぶす。けっこう荒っぽいが、表面がこそげ落ちることはない。均質でないちくわは、焼くとよりいびつになる。なるほど。
食べてみると、味は上々。うまく焼けている。まぁ、自慢できることじゃないけど。焼きたての、それも自分が作ったちくわは格別の味わいだった。楽しい。

ちくわ手巻き教室
※上手に焼けました(焼いたのはスタッフだけど)

ちくわ手巻き教室
※その場で食べる

そうそう、ぎゅっと手づかみしたちくわと、手付包丁でていねいに巻き付けたちくわだが、味の差はあまりなかった。食感のちがいがあると言えばあるが、大した差じゃない。ていねいな作業をした分、美味しくなると言えない。厳しい世界だ。

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