木曽の大橋 / 奈良井宿の目印として

2011年 長野県 #信州ドライブ
[WGS84] 35.966095, 137.81407 - Google Earthで開く(kml)

奈良井宿は中山道から見えないし、目立つ看板もなかった。

通り過ぎちゃまずいので、早めに奈良井川をわたる。「水辺のふるさと ふれあい公園」の無料駐車場に車を駐めた。芝生の向こうに木造の橋が見える。あれが木曽の大橋か。なるほど木曽の大橋が奈良井宿の目印だった。

木曽の大橋
※木曽の大橋

木曽の大橋
※中山道の反対側に看板がある

木曽の大橋

奈良井川にかかる木造のアーチ橋。歴史がありそうな佇まいだが、1991年(平成3)に架けられたばかり。近くで見ると、造りの新しさがわかる。
木曽の大橋は長さ33m、幅6.5m、水面からの高さ7m。橋脚を用いない木橋では日本一の大きさ。樹齢250年〜300年の木曽ヒノキを使用した総檜造り。4月上旬〜11月下旬は日没後にライトアップされるようだが、今回は見られそうにない。

木曽の大橋
※幅が広い

木曽の大橋
※裏側の造りがおもしろい

橋を渡ってみる。勾配がきつく、段差が乏しい。こりゃ、雨や雪の日は危ないかも、と思ったら、中山道側に「すべりやすい」と注意書きがあった。やはり中山道側から渡るべき橋なんだろうな。

奈良井宿の目印

観光用に架けられた橋なので、あざとい感じもするが、付近はなにもないので目を引く。奈良井宿を訪れる人にとって、木曽の大橋をよい目印になるだろう。

木曽の大橋
※中山道からみた木曽の大橋:向こうに見えるのは鳥居峠

木曽の大橋
※奈良井川にかかるほかの橋

そして奈良井宿へ

山側に向かって歩き、中央本線をくぐった先は奈良井宿だ。線路をくぐるトンネルには水路があって、人と水がくぐれるようになっていた。7時20分時点ではランプがついていたが、帰りは消えていた。夜間から早朝まで灯りがつくようだ。

中央本線
※用水路と人道がいっしょになったトンネル

中央本線
※中央本線と奈良井駅

中央本線は、東京駅←→塩尻駅を中央東線(JR東日本)、塩尻駅←→名古屋駅を中央西線(JR東海)と呼ぶようだ。ここ奈良井は中央西線になる。余談だが、中央東線では勝沼ぶどう郷駅甲府駅小淵沢駅に下車している。

では、奈良井宿を歩いてみよう。