旅行  2011年08月20日(土) の長野県 にて

国立天文台 野辺山 / 特別公開日は雨だった

(map)

[WGS84] 35.94136, 138.471868 - Google Earthで開く(kml)

野辺山電波天文台を見学しよう。

どうせならたっぷり見たいので、年に一度の特別公開に見に行くことにした。特別公開では45m電波望遠鏡の内部まで公開されるからだ。しかし当日は土砂降りで、落ち着いて見学できないばかりか、45m電波望遠鏡の内部見学も中止になってしまった。がっかり。超・がっかり。

特別公開2011ポスター
※特別公開2011ポスター

野辺山宇宙電波観測所

野辺山宇宙電波観測所は日本を代表する電波天文台。略称はNRO。
正式には「自然科学研究機構国立天文台野辺山宇宙電波観測所 / 太陽電波観測所」。宇宙-と太陽-をまとめて「野辺山電波観測所」、または「野辺山地区」とも呼ばれる。地元では「野辺山電波天文台」の愛称で呼ばれている。公式サイトでは「国立天文台 野辺山」と称されていた。
私は「野辺山天文台」と呼んでいたが、あまり正しくなかったようだ。

野辺山電波天文台の見学エリア
※野辺山電波天文台の見学エリア

雨の中を見学する

少し離れたところに駐車場があって、大型バスで敷地に運んでもらう。雨なのに多くの人が訪れていた。2011年度の来場者は2506名だった。
見学できるのは広大な敷地の一部で、だいたい600mくらい。短いと言えば短いが、非日常的な光景なので意外と楽しめる。
問題は雨。雨合羽は暑いし、蒸れるし、動きにくく、それでいて濡れる。カメラはタオルで保護するが、撮影時はどうしてもレンズに水滴がつく。あれこれ工夫しても、曇天の暗さはいかんともしがたい。

あいにくの雨
※あいにくの雨

野辺山ミリ波干渉計 (NMA: Nobeyama Millimeter Array)

望遠鏡は口径が大きいほど精細な情報を得られるが、あまり大きなものは物理的に建設できない。そこで、アンテナを広範囲に配置して、大口径の望遠鏡と同じ解像度を得るミリ波干渉計が考案された。
野辺山電波天文台のミリ波干渉計は、口径10mのアンテナ6台を結合させ、最大口径600mの電波望遠鏡に掃討する高解像度観測ができる。

ミリ波干渉計
※最初に見えてくるのは線路、そしてミリ波干渉計

ミリ波干渉計
※立ち並ぶミリ波干渉計:いちばん奧に見えるのは45m電波望遠鏡

ミリ波干渉計
※たくさんあるように見えるが、6台しかない

ミリ波干渉計
※1台だけ、真横を向けたものがあった

ミリ波干渉計
※特別公開日なので、集中させているようだ

幅が広い
※幅が広い

ミリ波干渉計
※車輪はない

ミリ波干渉計の転車台
※転車台(参考:三峰口駅の転車台

本当に雨でなければ……
※本当に雨でなければ……

45m電波望遠鏡(NRO 45m Telescope)

ミリ波干渉計の奧に鎮座ましますのは、45m電波望遠鏡。ずっと見えていたが、近づくと大きさに圧倒される。口径45m、面積1,590m2、重量700トン。これだけ巨大なものが回転し、鏡面誤差は0.1mm以下なのか。すごいな。

大きさの感覚が狂う
※大きさの感覚が狂う

45m電波望遠鏡を正面から
※45m電波望遠鏡を正面から:パラボラ面が見えない

雨がひどくて
※雨がひどくて

階段に注目。大きさがわかるだろう。
※階段に注目。大きさがわかるだろう。

斜めから
※斜めから(複数の写真を合成)

ゆっくり回転する
※ゆっくり回転する

背面
※背面(複数の写真を合成)

東京大学東京天文台 大型宇宙電波望遠鏡観測装置 45m電波望遠鏡
※架台の銘板:東京大学東京天文台 大型宇宙電波望遠鏡観測装置 45m電波望遠鏡 製造業者 三菱電機株式会社

繰り返すが、特別公開の目玉は45m電波望遠鏡の内部を見学できること。なのに雨天のため中止だって。これじゃ一般公開と同じじゃん! 本当に泣けるよ。

45m どうなってるの?
※45m どうなってるの?

晴れてくれ! 晴れたらいいなぁ……
※晴れてくれ! 晴れたらいいなぁ……

窓から見える<br />
※窓から見える

電波ヘリオグラフ (NoRH: Nobeyama Radioheliograph)

直径80cmのアンテナ84台を東西490m、南北220mのT字型の線上に配置した太陽観測専用の電波望遠鏡。最高で毎秒10枚の電波画像を撮影できる。天候に関係なく、毎日太陽を観測している。
ヘリオグラフには、雨雲の向こうにある太陽が見えているのか。

つねに太陽を追っている<br />
※つねに太陽を追っている

展示を見る余裕ナシ

ところどころに展示室があって、いろんな展示が並べられていた。宇宙のこと、宇宙開発のこと、天文台のこと。しかし雨のため、どこも大混雑。湿度も高いし、展示を見る余裕はなかった。

どこも満員
※どこも満員

講習もあったが、やはり満席
※講習もあったが、やはり満席

200MHz電波望遠鏡
※200MHz電波望遠鏡 - 日本初の電波望遠鏡

45mの大きさ
※45mの大きさ

特別公開2011 記録写真
※特別公開2011 記録写真

あいにくの雨だったが、降ってしまったものは仕方ないし、避けようもなかった。なので反省する点もない。いや、雨合羽ではなく傘を持っていくべきだったかな。ま、そのくらい。
ネットで検索すると、天気のいい日に撮影された野辺山地区の写真はいいよね。また行きたくなってしまうよ。野辺山の星空も見られなかったし。
この雪辱は、どこかで果たそう。

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