鴻巣名物・川幅うどんを食す / 久良一と吉見屋製麺所
2012年 埼玉県 うどんせっかく鴻巣に来たのだから、名物・川幅うどんを食べていこう。
「川幅うどん」は、鴻巣が「川幅日本一」であることにちなんで作られたご当地グルメ。鴻巣市が熱心にピーアールしており、「こうのす川幅うどん&ラーメン」スタンプラリーが実施中だ。スタンプラリーの地図には多くの店が載っているが、ウォーキングコース上にある「久良一」で食べることにした。ウォーキングの地図にも記載されていたため、大混雑。30分も待つことになった。いやはや。
※久良一
久良一で食べる
鍋焼きうどんも気になったが、温と冷を注文する。ほどやく運ばれてきた器に入っていたのは、べらぼうな幅のうどんだった。太いのではなく、幅が広い。ワンタン、いや、調理前の春巻きの皮のようだ。すさまじいい。
もちろん、食べにくい。ナイフとフォークがついていたのは、そのせいか。しかし意地になって箸で食べた。たいへんだった。
どちらも塩味のダシ。冷やの方が味が薄め。冷やの方がうどんの食感が強くなり、温は箸で切れる。冷やは川幅うどんのほかに、ふつうのうどんも入っているので、食感のちがいを楽しめる。どちらもおすすめ。
※川幅うどん(690円)
※2537うどん(790円)
川幅うどんが格別においしいわけじゃない。うどんの太さは、製麺や調理、保存、食べやすさを考えて今のサイズに落ち着いたわけで、おそらく店主も「これがうまいんだ」と思って作ってないだろう。
しかし、話題性は高い。風味のちがいは説明しにくいが、「べらぼうに幅の広いうどん」は目で見てわかるし、「鴻巣は川幅日本一の町」という宣伝にもなる。よく考えたもんだ。
格別においしいとは言えないが、おもしろかった。食べてよかったと思う。
※うどんじゃないね
吉見屋製麺所で買う
日曜日は千葉の実家にもどる予定があったので、川幅うどんをお土産に買うことにした。このあたりの川幅うどんは吉見屋製麺所で作られていること、吉見屋製麺所がウォーキングのコース上にあることがわかったので、そこまで歩く。すぐ近くだけどね。
製麺所といっても、宮川製麺所のように店内で食べられるわけじゃない。通販をやっているのは知っていたが、店頭販売はそれほど注力していないのか、店の前を通り過ぎるウォーキング客をスルーしていた。
※吉見屋製麺所
ベルで店員さんを呼ぶ。ふと、「わけあり」の段ボールが気になったので聞いてみると、規格外の商品を安く販売しているそうだ。おもしろそうなので、そちらを買う。通常6枚500円のところを、7枚300円で買えた。ラッキー♪
※わけありの川幅うどん
川幅うどんは実家で好評だった。