甥っ子とボウリング

2013年 千葉県 スポーツ
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 日曜日、友人たちとのボウリングに、甥っ子を連れて行くことになった。

 きっかけは『よつばと!』だ。あれを読むと子どもと遊びたくなる。少子化世代の甥っ子には、大人との距離感を学ぶいい機会になる。子どもがいない友人たちにも、新鮮なふれあいになるだろう。ところで母親(私の妹)は、私が息子の面倒を見てくれると知るや、友だちとどっかに遊びに出かけてしまった。やれやれ。
 当日は、1人がドタキャンして、私と黒侠、甥っ子の3人で行くことになった。雨だった。

早朝割り引き5ゲーム

 訪れたのはラウンドワン習志野店。土曜朝8時までに受付すると、割引料金で5ゲームできるらしい。受付は間に合ったが、けっこう混雑していて、30分ほど待たされた。
 黒侠はちょくちょく投げており、ポイントカードでマイシューズを1,400円で買っていた。そのくらいなら買ってもいいな。しかしポイントカードの有効期限は6ヶ月。10月までに3回、投げるだろうか。

ラウンドワン新習志野店
※甥っ子とボウリング

甥っ子にとっては2回目

 甥っ子とボウリングするのは2回目。前回は1年前で、1ゲームで切り上げた。今回はいきなり5ゲームだが、体力、気力がもつだろうか? 途中で飽きちゃったら、どうしよう? などと心配していたが、甥っ子は疲れた様子もなく、5ゲームを投げきった。

 それはそれで立派だが、投げ方はかなり雑。勢いよく走っていくが、投げる直前に止まるからボールがぶれる。バンパーでガーターは免れるが、ボールが遅いため、ピンに当たってもはじかれる始末だ。

「こうやって投げてごらん」
「ここに注意して、こうやって、こう」
「振り子のように、こんな感じで」

 いろいろ教えるが、甥っ子はあいまいな返事をするだけで、投げ方を変えようとしない。話を聞いていないのか、自分のやり方を変えたくないのか。もうちょい反応があるとやりやすいんだけどなぁ。

ラウンドワン新習志野店
※フォームが安定しない

ラウンドワン新習志野店
※黒侠が教えてやるが

ラウンドワン新習志野店
※まったく無視

表情が乏しいと損するよ

 甥っ子は精神活動が活発になると、表情が消えるようだ。緊張してるときはいいけど、うれしいときや、楽しいときの無表情は戸惑う。黒侠も、
(じつは退屈してるのでは?)
 と不安になっていた。

ラウンドワン新習志野店
※話を聞いているのかいないのか

 N氏の娘さんのように、あっけらかんと気持ちを表現できる子もいれば、そうでない子もいる。妹の話によると、学校じゃ感情表現がはげしい(=わがままな)子に圧倒され、甥っ子は我慢する役割がまわってくることが多いそうだ。なんというか、損だよな。

5ゲームで筋肉断裂

 私も偉そうなことは言ってられない。ゲームを重ねると、膝のクッションがゆるくなり、手首がすっぽ抜けるようになった。正しいフォームをイメージできても、身体がついてこない。子どもは昇る太陽で、大人は沈む月か。やれやれ。
 ちなみに翌日、翌々日は筋肉痛になった。運動不足は深刻だ。

メダル遊び

 ボウリングが終わると、メダル数枚とUFOキャッチャーチケットをもらった。まぁ、これも経験と思って、メダルゲームコーナーで遊ばせる。
 メダルゲームは枚数がないと勝負にならない。ちょりん、ちょりんと投入しても、ただ回収されるだけ。甥っ子は徐々に減っていくコインを惜しみ、さらに小さく、成功体験ある筐体に執着する。
 いかんなぁ。
 どうせ長くもたないから、いろんなゲームを試せばいいのに。あるいは景気よく一気に使うか。ゲームが好きでも、得意とはかぎらない。ゲームの達人になってほしいが、まぁ、自分の小学2年生時代を振り返ると、多くを要求するのは酷か。

 やがて最後のコインが尽きて、終了。UFOキャッチャーは小さなお菓子を3つほどゲットした。

ラウンドワン新習志野店
※メダルゲーム体験

ラウンドワン新習志野店
※黒侠がおごってやった

子どもに見せない方がいいかも

 メダルゲームコーナーには、大量のメダルを抱えた常連客がいた。機械的にメダルを投入する人もいれば、筐体にもたれて寝ている人もいる。「ゲームセンターが高齢者のたまり場になってる」ってニュースを見たことがあるけど、若い人だと切ない。メダルゲームで遊ぶのと、引きこもってネット三昧では、どっちが生産的なんだろう?

 いろいろ考えると、こーゆーところに子どもを連れてくるのはよくない気がしてきた。

ラウンドワン新習志野店
※ゲーセンそのものが珍しいようだ

 昼過ぎ、ボウリングを終えて解散した。
 家に帰ると、甥っ子は「楽しかった♪ すっごく、すっごく!」と連呼しだした。
 そーゆーのは現場で言ってほしいなぁ。