縦に積み重なった映画館 / 新宿ピカデリー
2013年 東京都:新宿副都心 遊園地新宿ピカデリーで『ワイルド・スピード EURO MISSION』を見てきた。
アーバンライフ・メトロのプレゼントに当たってしまったのだ。正直、『ワイルド・スピード』に興味はなかったが、映画館で映画を見るのも久しぶりで、楽しめた。
近ごろは社会文化会館や秋葉原UDXといったイベント会場が連続してたから、ちゃんとした映画館(大型シネコン)の快適さを感動した。
※チケット
※新宿コマ劇場跡地
新宿ピカデリー
新宿ピカデリーで映画を見るのははじめて。記憶していた建物と違うので戸惑ったが、2008年に再開発されたばかりだった。だよね。
3階のメインロビーでチケットを見せて、座席を指定する。『ワイルド・スピード EURO MISSION』は11階のスクリーン7で上映される。エスカレーターでぐんぐん登っていくと、不思議な気分になった。郊外とちがって都心のシネコンはスクリーンを縦に積み重ねているんだな。
※新宿ピカデリー
快適だった
スクリーン7は127席。広くはないが、狭くもない。ブラケットを配っていたので寒さを覚悟したが、冷房を感じさせない、ちょうどいい温度設定だった。私たちの座席は中央で、さいわい前に観客はいなかった。椅子の背もたれは私の頭より高いから、仮に前に人がいてもスクリーンを遮ることはないだろう。ふむ、快適だ。
『ワイルド・スピード EURO MISSION』は知能指数の低いアクション映画だが、やっぱり大画面&大音量だと興奮する。とりわけ音がいい。シフトチェンジの「ゴキョ」という音や、カーブでタイヤがすれる音が耳に残る。
人間は単純に大きな音がすれば驚くし、連続すれば緊張する。音が大きいだけでアクション映画は3倍おもしろくなる。逆に言えば、家の小さなテレビで、隣家に漏れる音を気にしながら鑑賞すれば興奮もしぼむ。
映画館は、よい映画をよりよく、そうでない映画もそれなりに楽しませてくれる。
※スクリーン7
映画館のメリット・デメリット
私はめったに映画館に行かない。観客のノイズが気になるからだ。上映中、必ずだれかが立ったり、動いたりする。ぺちゃくちゃしゃべるやつもいる。2時間じっとしていられない動物は、映画館に来るべきじゃない。
頻繁に映画館に行く友人に言わせると、私は気にしすぎらしい。たしかに、むかしは気にならなかったが、DVDやレンタルが安くなったから、1,800円も払う映画館には多大な期待を寄せてしまう。
映画館のいいところは認める。しかしそれでも1,800円は高い。500円くらいだったら、しょっちゅう足を運ぶんだけどなぁー。観客ノイズも増えるだろうけど、安ければ許容できる。くだらないB級映画こそ、映画館で楽しみたい。
※ロビー
ポップコーン
ポップコーンを食べながら映画を見たことがなかったので、挑戦してみた。とはいえロビーで飼うと高いので、コンビニで買っておいた。上映中に食べようとしたが、袋がうるさいのでやめた。上映前に開封しておくべきだった。
映画が終わってクレジットが流れるときに開封して食べた。観客がばらばら帰っていく中、もりもり食べる。けっこう食べる音がするな。こりゃ上映中に食べるのは無理だ。
まぁ、映画を見るときは映画に集中しよう。それがどんな映画であっても。
『ワイルド・スピード EURO MISSION』の感想は、まぁ、ひとに感想を聞くような映画じゃなかったよ。