列・海・道

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路面に残された白い文字は、レッカー移動の爪痕である。
先月の29日、千葉の実家から車を借りてきて、自宅の前の路上に停めた。荷物を整理して、もって下りてくると、車がない。ない? ない! なーいっ!
デビット・カパーフィールドの手品のように、車は消え失せてしまった。アン・ビリーバボー!
どうやらレッカー移動されてしまったらしい。生まれて初めての経験だ。
交通安全週間で、そこかしこで車を持ち去っていたらしい。まったく油断も隙もない。これじゃ交通【危険】週間だぜ。
で、深川警察署で車を取り戻したんだけど、えらい散財だった。
タクシー代、駐車違反の反則金、レッカー移動代、それから駐車料金まで取られてしまった。勝手に持ち去っておきながら、駐車場を時間貸しするなんて悪質すぎる。しかもこの駐車場が警察署からも遠いので、暑い中、えんえんと歩かされた。
調書を見ると、アパートから出てくるほんの5分までに持ち去ったことがわかる。
(あと5分早くもどっていれば……)
じつに悔やまれる。この日のスケジュールはメチャメチャである。


文句の1つも言ってやりたかったが、キップを切る警官さんも、警察署で説明する婦警さんも、車を保管している職員も、直接の実行者ではない。交通安全週間を決めた人でさえ、上の命令に従っただけだろう。誰にも責任が集中しない仕組みをかいま見たような気がした。
まぁ、権力に逆らっても仕方がない。
私は反則金を支払って、この忌まわしい出来事のことは早く忘れようと思った。
ところが、路上の白い文字は、その後の風雨にさらされても消えないのだ。毎日毎日、家から出てくるたびにレッカー移動の爪痕を見させられて、もうウンザリ。もう3ヶ月も経って、季節もめぐったのに、まだ消えない
ぢぐぞー!

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