立ち寄った魚屋さんで、マグロの解体ショーをやっていた。
「解体ショー」と呼ぶのもアレだが、ほかにいい呼び名もない。
「もうすぐはじまりますよー! 試食もありまーす!」
という呼び声に誘われて、見ていくことにした。
空輸されてきた生マグロだって
マイクをもった店員が、その価値を小気味よく説明していく。
いわゆる冷凍マグロではなく、オーストラリアから空輸された生マグロなんだって。あんな大きなものを飛行機に乗せてきたのか。すごいな。

※空輸されてきた生のマグロ
包丁1本でさばく
いろんな道具を使うのかと思いきや、1本の包丁でズバーッ、ズバーッと身が切り取られていく。大したもんだ。あんな技術、家庭では身に付かない。

※あんな包丁で、よくさばけるもんだ
カマは見送り
カマ(頭の部分)がとれた。
「1,000円! 1,000円でどうです?」と店員さん。
一瞬、手を挙げそうになったが、思いとどまった。となりにいる妻が、ふるふると首を振ったからだ。調理できないという意味だ。たしかに、どうしようもない。

※マグロのカマ、1,000円
生マグロはうまかった
試食タイムになった。食べてみる。
(ほほぅ……うまい)
困ったことに、生マグロはうまかった。シャーベットのような冷凍マグロばっかり食べてたから、感動もひとしおだった。一切れ(700円)を買って帰ることにした。
家では芸もなく、刺身にして食べた。うまかった。

※写真の写りは悪いが、うまいのだ
別に、なにがどうしたわけでもない。
食の世界は広いなぁと思った昼下がりだった。
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