ダメコン

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主人公はダメ人間
なんの取り柄もない。善良でも邪悪でもない。あいまいなヤツだ。
しかし事件に巻き込まれて、厳しい選択を迫られるようになる。
主人公が決断するたびに、誰かが喜び、誰かが傷つく。主人公は苦しみ、悩み、考えるようになる。なにが大切なのかを。
やがて主人公は、勇気と責任ある決断ができるようになる。
成長していく主人公に、周囲の見る目も変わっていく。ある者は信頼を寄せ、ある者は敵愾心を抱く。
そして、新たな事件が発生する。
……とまぁ、こんなストーリーがあったとしよう。
すると、主人公が成長しはじめたあたりから、人気が下がってくるそうだ。
「主人公がダメ人間だったから感情移入できたのにぃ~」
そんな投書が相次ぐ。
やむなく作者は、主人公をダメ人間にもどすことになる。
多くの読者は、主人公がいつまでもダメ人間であることを期待する
……といった話を聞いたことがある。
一般論とは思わないが、そういう傾向があるのは事実のように感じる。


私はこれを、「ダメ人間コンプレックス」と呼びたい。略して「ダメコン」
ロリコンが少女でないと興奮しないように、ダメコンはダメ人間でないと感情移入できない。相手がダメ人間でないと落ち着かないし、ダメ人間であることを期待する。
ここで注意したい!
私は、「主人公はダメ人間で、いつまでも成長しないストーリー」でもOKだ。それはそれで、おもしろいと思う。しかし、「主人公はダメ人間で、いつまでも成長しないストーリー」じゃないとイヤだとは思わない。パターンの1つとしては楽しめるが、そればっかりなのは困る
もう1点、注意したい!
ある条件を守るなら、ロリコン、サド、マゾ、レズ、ゲイといった倒錯趣味も許されると私は思っている。ゆえに、ダメコン=ダメ人間、とは考えない。ダメコンであっても、社会生活は十分に営めるだろう。
誰にでも「少女をかわいい」と感じる気持ちはある。
それと同様に、「ダメ人間が好き」「ダメ人間でいてほしい」「ダメ人間でありたい」と思う気持ちもあるんじゃないかな?
私もタバコを吸っているときは、禁煙できない仲間たちとダメダメ言い合っていた。どうしようもないクズとばかり付き合う女性もいる。
ダメコンは、決してオタクだけの嗜好ではないと思う
自分の中のダメコンとどう付き合っていくか。
それはもう自分次第であろう。

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