「仕事に私情は挟まない」と彼女は言う。
しかし私情を消せる人間なんているんだろうか?
お客の希望も、会社の方針も、完全に理解することはできない。どうしたって自分の主観は入ってくる。それは仕方がないことじゃなくて、当たり前だろう。私情を挟まないなんて、無茶な話だ。
「仕事に私情以外を挟むな」と私は言う。
好きなことは、どんどん盛り上げよう。
イヤなことは、さっさと終わらせよう。
やりたいことを、やりたいようにやるべきだ。
「それができれば苦労はしません!」と切り替えされる。
しかし実際には、それができないから苦労しているんだろう?
自分は右に行きたいのに──右に行った方がハッピーになれると確信しているのに──左に行かされる。それは屈辱的な状況だ。早く脱出すべきであって、馴れようとするのはおかしい。
なぜ命令を求める? なぜ機械になろうとする?
意に染まぬ命令に従わされるのは、オトナの証じゃない。
単に未熟なだけだ。
え? 右でも左でもどっちでもいい?
仕事をするのは金のためであって、なんの思い入れもない?
まぁ、それも1つの意見だな。
それなら、とっとと片付けて、早く帰ろうぜ。
そのためには、どうしたらいい?