チャラリリ、チャラリリ、チャラリリ、チャラリリ~♪
これは別世界への旅です。
You’re travelling through another dimension.目や耳や、心だけの世界ではなく、
A dimension, not only of sight and sound, but of mind.想像を絶した素晴らしい別世界への旅。
A journey into a wondrous land whose bouundaries are that of imagination.あなたは今、トワイライトゾーンへ入ろうとしているのです!
Next stop, the Twilight Zone!
『トワイライトゾーン』のオープニングである。
あの音楽を聴くと、別世界への扉が目に浮かぶ。モノクロで、表現はチャチだけど、わずか数秒で心を奪い取られる。
そして暗転──。
ホスト役のサーリングが顔を出し、今日の犠牲者を紹介する。舞台が未来だろうと、西部劇だろうと、サーリングはいつも背広姿なのがおもしろい。そしてドラマがはじまる。
『トワイライトゾーン』は59年から64年にかけて放映されたSFテレビドラマシリーズ。足かけ6年、全156話が製作された。アメリカでは知らぬ人はいないほど有名で、83年にスピルバーグらによって映画化。85年と2002年にリバイバルシリーズが製作されている。
日本では『未知の世界』、『ミステリー』、『ミステリーゾーン』といったタイトルで放送されたが、順序も、放送時間も、放送局もバラバラ。第1シーズンはフィルムが紛失している。最初から最後までちゃんと見た人がいるんだろうか?
私は何度目かの再放送を見たようだ。下記エピソードが印象的。
- 「墓」
THE GRAVE - 「人類に供す」
TO SERVE MAN - 「火星人は誰だ?」
WILL THE REAL MARTIAN PLEASE STAND UP - 「海底の墳墓」
THE THIRTY FATHOM GRAVE - 「再び故郷へ」
OF LATE I THINK OF CLIFFORDVILLE - 「落ちた時計」
THE INCREDIBLE WORLD OF HORACE FORD - 「太陽が二つかがやく」
ON THURSDAY WE LEAVE FOR HOME
小説版では下記がお気に入り。
- 「だれもいなくなった町」
WHERE IS EVERYBODY? - 「歩いて行ける距離」
WALKING DISTANCE - 「熱狂」
THE FEVER - 「メープル通りの怪」
THE MONSTERS ARE DVE ON MAPLE STREET - 「ウィラビーに停車」
A STOP AT WILLOUGHBY - 「真夜中の太陽」
THE MIDNIGHT SUN - 「核シェルター」
THE SHELTER
断っておくと、『トワイライトゾーン』のすべてが珠玉の名作というわけではない。
くだらないエピソード、焼き直しエピソードも多い。玉石混淆の中、きらりと光る傑作エピソードにしても、私が類似の作品を見ていなかったから感動したわけで、『世にも奇妙な物語』や『ウルトラQ』、『アウターリミッツ』などを見ている人には、さしたる感動もないかもしれない。
ひな鳥が産まれて初めて見た動くものを親と思うように、私にとって『トワイライトゾーン』は絶対だ。何度も何度も読み返し、あるいは映像を思い出し、別世界への旅を楽しんだ。
あの日、なにげなく深夜番組を見てしまった夜から、私はトワイライトゾーンに魅せられているのだろう。