ペイン・フォワード / 労使の共倒れ

この記事は約1分で読めます。

いよいよビッグスリーの破綻が濃厚になってきた。
いろんな見方はあるだろうが、救済法案が廃案になった背景には、日本メーカーに比べて高いとされる人件費の削減を、全米自動車労組が拒否したことが影響しているとか。
そんな馬鹿な! 会社が破綻すれば雇用もないのに?
あるいは会社が破綻しても、自分たちだけ助かる道があるのか。
日本でも、かたや人員整理が正社員までおよんでいる中で、労組は賃上げを要求している。
そんな馬鹿な! 正社員の数を減らしても賃上げしたいのか?
詳しい事情はわからないし、交渉上のテクニックなのかもしれないが、ぜんぜん理解できない。労働組合は、本当に労働者のためにあるのだろうか。
「ペイ・フォワード (Pay it Forward)」という考え方がある。自分が受けた思いやりや善意を、その相手に返すのではなく、別の3人に渡すというもの。日本語では「恩送り」にあたる。みんなが幸せになるためのアイデアだ。
しかし現実は「ペイン・フォワード(Pain Forward)」だ。自分が痛い目に遭うのはいやだから、ほかの誰かに押しつける。その連鎖によって、負債がどんどん増えている。みんなそう考えている状況では、思いやりなど生まれない。
やれやれ、世界はどこへ向かうのだろう。

タイトルとURLをコピーしました