2009

中国・四国地方

淡路島 / 今回は駆け抜けるだけ

今日は四国を抜けて、紀伊半島まで走ろう。 午前7時にチェックアウト、高松自動車道を通って、大鳴門橋へ。昨日も往復した道を、また走ってる。ここは計画ミスだったな。神戸淡路鳴門自動車道を突っ走り、淡路SAで休憩した。淡路島にも観光名所は多いが、...
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第72話:彼女をコントロール

「やめて、今夜はそんな気分じゃないの」 そう言ってマリコはそっぽを向いた。毅然とした口調だが、おれは強引にベッドに押し倒す。「いや! よして!」 強い力で抵抗しても、しょせん女の細腕。組み伏せて、胸元から首筋をなぞると、熱い息が漏れる。「あ...
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第73話:青雲の志

「先生! 今こそ起ち上がるときではありませんか!」 どえらい剣幕でヤマダ秘書が詰め寄ってきた。 いつも物静かな分だけ、激高するとおっかない。才能ある秘書なのだが、この青臭さはどうしようもない。「先生はおっしゃいました! この国を根本から変え...
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第71話:変質者の均衡

「かわいすぎる娘をもった父親の苦悩が、おまえにわかるか!」 おれはなにも言わず、ただうなずいた。ここで機嫌を損ねるわけにはいかない。 お父さんも話を聞いてもらいたかったらしく、ひと息にまくし立てた。「アリサはかわいい。本当にかわいい。 父親...
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第70話:作品と作家は同一ではない

「ジロウさん、あたし、スタジオを辞めようと思うの」 ユミちゃんが突然ヘンなことを言うので、ぼくはコーヒーを噴いてしまった。 原稿をもっていたので、あわてて2人でコーヒーを拭き取る。間一髪セーフ。 なんだか気が抜けたので、休憩を入れよう。スタ...
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第69話:名女優の素顔

「ねぇ、まだ私の素顔を見たい?」 意識を取り戻したチヨコさんは、唐突に切り出した。 枕元の夫のゲンゾウ氏も戸惑っていたが、ハッキリした声で答えた。「あぁ、見たいとも。そのために結婚したのだから!」 チヨコさんの手を、強く握りしめる。いのちを...
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第68話:国産の癒しツール

『きみがこの手紙を読むころ、ぼくはこの世にいないだろう。 ぼくは政府の秘密を知ってしまった。そのことを、きみに伝えておきたい。 いや、きみは知っているはずだ。きみは真理省の長官であり、ムードオルガンの開発にも携わっていたのだから。 それでも...
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第67話:回帰日蝕

46年ぶりの皆既日食が明けた。 みるみる周囲が明るくなっていく。まるで天空の穴から、昼間が広がっていくみたい。夜明けとはちがう変化に、私は興奮した。この震えを、感動と呼ぶのかしら? 私たちは日食観測のため、太平洋上の船に"来て"いた。 小一...
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第66話:殺人罪

「これはどうしたことだ!」  久しぶりに研究室を訪れた私は、驚きを隠せなかった。  アルジャーノンが、研究スタッフと談笑している!  もちろん、アルが言葉をしゃべっているわけではないが、そう見えてしまった。 「あ、教授。いらしたんですか」 ...
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第65話:作品づくり

「くだらない仕事はやりたくない!」 タカユキはぷいっと顔をそむけ、ゲームを再開した。その幼稚な態度に、私はむっとした。「くだらない仕事かどうか、書類を見なさいよ!」 書類の束を突きつけるが、タカユキはゲーム画面から目を離さない。私も意地にな...
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第64話:過去を捨てた女

「お母さん、なんで今ごろ?」 カスミの声は震えているが、強い非難が込められていた。無理もない。幼少時に自分を捨てた母親が突然、現れたのだ。恨み言もあるだろう。 私はカスミの親代わりとして、この再会を見届けなければ。「ごめんね、ごめんね」 母...
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第63話:死んだ主人が日記を書いています

死んだ主人が日記を書いています。 もちろん主人でないことはわかっていますが、そう思えてなりません。 この気持ちを、どう整理すればいいでしょう? 主人の趣味は、ブログでした。 小学生のころから毎日欠かさず、どこへ行った、なにを見た、なにを食べ...
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本当のことなんて言えない

実家に帰ったとき、高校時代の友人と夜通し語り合ったのさ。昔はよくこうしてファミレスで夜を明かしたっけ。ふたりともいいオトナなんだから、レベルの高い店に行けばいいのだが、あいにくレベルの高い店は知らないし、ファミレスの方が落ち着くんだよね。注...
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まだもう人生

もうはまだなり、まだはもうなり──投資の格言として知られている言葉だ。すなわち、もう底だと思ったら、まだ下がる。まだ下がるだろうと思ったら、もう底を過ぎていた。という意味だが、人生にも同じことが言える。もう待てないと思ったら、まだ早かった。...
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恥ずかしさ>楽しさの科学

何度も言うが、私は楽器をひいたり、歌を歌うのは苦手だ。なぜ苦手になったのか、ずっと考えているのだが、最近また少し理解できた。先日、iPod touch のアプリをダウンロードして、ピアノを弾いてみた。上から落ちてくる玉に合わせて鍵盤をさわる...
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断じて行えば鬼神もこれを避く…わけがない

「断じて行えば鬼神もこれを避く」という言葉が好きだ。「強い気持ちでやれば、必ず成功する!」という意味だが、額面どおりに受け取る人はヤバイ。もとは秦の宦官・趙高(ちょうこう)の言である。趙高は、始皇帝の病死に際して遺言状を書き換え、新皇帝を傀...
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独り言の相手になってほしい

「間」を察知、会話弾ませる相づちロボット (読売新聞 - 12月16日 18:07)テレビ電話で通話する人の傍らで、うなずいたり、相づちを打ったりして、スムーズな会話を促すロボットを、京都府精華町の国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が開発...
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猫さまのいる暮らし

マイミクを見渡すと、やたら猫好きが多い。犬やハムスターを飼ってる人もいるけど、それぞれ1名ずつの少数派。なんでこんな猫好きが多いのか? それとも猫好きは、mixi利用者の特徴? 猫を愛する気持ちと、mixiにログインする気持ちには、通じると...
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N氏と犬のしつけ

N氏の家に遊びに行くと、毛むくじゃらが飛び込んできた。N氏の飼い犬で、仮にコエヌと呼ぼう。コエヌは室内犬。それはもう、かわいい子犬だった。尻尾をぶんぶん振って、足のまわりを駆けめぐる。手をさしのべると、頭をなでさせ、はぐはぐと甘噛みする。以...
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健全な中年のエロス

N氏は40代を半ば過ぎているのに、なおスケベだ。若くてきれいな娘と話したり、パンチラや胸元を目撃したり、満員電車で接触したりすると、とても喜ぶ。あまつさえ、それを自慢する。うんざりした私はこう返す。「あのさ、路上でパンチラを見て、なにが楽し...
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親父の軌跡

おふくろに頼まれ、親父のハードディスクから「ファミリーの記録」を探し出した。2007年4月に息を引き取るまで、親父は家族や自分のことを細かく記録していた。私や兄妹の誕生はもちろん、その成長記録、キャンプなどのイベント、引っ越し、友人との釣り...
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大工は自分の家を建てられるか?

さまざまな客のニーズに対応できる優秀な大工は、自分の家もうまく建てられるだろうか?これは1つの思考実験。専門知識のない客の意見に振り回されるより、自分の作りたいものを作る方が簡単そうに見えるが、そうでもない。自分で欲求し、自分で設計し、自分...
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国産の無糖ピーナッツバター

JA千葉みらい「しょいか~ご」で、無糖のピーナッツバターを見つけた。アメリカから輸入するしかないと思っていたが、国産タイプもあったのか。マルハチの「無糖ピーナッツバター」という商品で、お値段は150g、365円。道の駅「とみうら」でも類似の...
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家で焼いた牛タン

家で牛タンを焼いてみた。焼き肉を食べようと肉屋に行ったら、かたまりの牛タンを売っていたのだ。100gあたり128円。厚めに焼いたら、『利休』など仙台の味を再現できるだろうか?しかしまぁ、かたまりの牛タンは生々しいね。包丁を入れるときは、(あ...
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こんにゃく畑、いまだ還らず

広島で立ち寄った24時間スーパーで、蒟蒻畑を見つけた。いやぁ、久しぶりだなぁ。なるほど警告マークや文章の表記は大きくなっている。1袋買って、宿で食べてみた。なんとなく柔らかくなったような気がする。数ヶ月ぶりなので、よくわからない。個人的には...
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ベーグル7回目 – 抹茶&白花豆ベーグル

今回は抹茶と白花豆の組み合わせて、甘系ベーグルを作ってみよう。生地が真っ茶色に染まる。ふぅむ、気分が変わっていいね。具に、市販の煮豆(白花豆)を入れてみる。抹茶の苦みと白花豆の甘みが渾然一体となった風味を想像しながら、焼いてみた。材料強力粉...
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家で食べる皮蛋(ピータン)

近所の雑貨屋で、ピータンを買ってきた。ピータンを買うのはもちろん、売っているのを見るのもはじめて。L氏が大のピータン好きで、いつもいつも注文するから、それが頭に残っていて気づいたらしい。買ってきたピータンは5個で350円。ビニール袋に、泥と...
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まるごとザ・カレーの理

「まるごとザ・カレー」を作ってみた。クッキングパパ第1巻にあったレシピだ。具材を切らず、まるごと食べる豪快さに憧れたけど、実際に食べてみると微妙だった。具材を切るのは火を通したり、味をなじませるため。それを切らずに食べるのだから、相応の工夫...
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真夜中のコンビーフ

夜、パソコンに向かって仕事をしていると、耳元で「コンビーフ」と囁く声がした。小腹が空いていて、ほどよくおにぎりがあるものの、おかずがない状況だった。おにぎりだけ食べるのは味気ないし、なにかを調理する気分じゃない。あきらめて仕事をしていたのだ...
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ガラス製レクタングルを買った

食材を保存するための容器(レクタングル)がほしくなった。レクタングルは長方形をした保存容器のこと。余ったソースの保存や、お肉の下ごしらえ、簡単な調理など、使い道はいろいろある。これまでは食器で代用していたが、冷蔵庫の中では場所をとるし、フタ...