奈川渡ダムは、私が最初に見るアーチ式ダムになった。
いやはや大きかった。ダム湖の膨大な水をコンクリートのアーチが支えている光景は壮観だった。しかし本日のメインイベントと考えていた発電所見学ができなかったのはショックだった。まさか梓川テプコ館が閉館していたとは。

※奈川渡ダム
奈川渡ダム – 日本で3番目に大きなアーチダム
奈川渡ダムは堤高155mで、日本で3番目に高いアーチダム(1位・黒部ダム、2位・温井ダム)。堤体積も3番目。梓川には上流から奈川渡、水殿、稲核と、3連続でアーチ式コンクリートダムが建設されており、「梓川3ダム」とか「安曇3ダム」などと呼ばれている。
奈川渡ダムは、3ダムの中では最上流に位置し、最大の規模を誇る。天端は国道になっていて、交通量も多い。天端を渡るときは、横断地下道を使おう。
まさか梓川テプコ館が閉館していたとは!!
奈川渡ダムを訪れた最大の目的は、発電所見学だった。ダム資料館の梓川テプコ館から発電所を見学できるのだ。それが楽しみでやってきたのに、梓川テプコ館は閉館になっていた。

※梓川テプコ館
このたび、梓川テプコ館は、平成二十三年六月十五日をもちまして閉館いたしました。ながらくのご愛顧、ご利用、誠にありがとうございました。
平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、投写の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申し上げます。
当館は閉館しておりPR業務、ダム・発電所の見学対応は行っておりませんのでご了承ください。
なお、1階フロアに奈川・上高地・乗鞍地域の観光パンフレットを準備してございますので、ご自由にお持ち帰りいただけます。1階はご休憩にお使いください。トイレもご利用いただけます。
1階フロア開放時間 10時〜16時(木曜日、土曜日を除く)東京電力株式会社
ひどいよ。あんまりだよ。こんなのってないよ。
ホームページも閉鎖され、まったくわからなかった。これから注目される揚水式発電所の資料館を閉鎖することないのに! ショックで頭がくらくらした。

※梓川テプコ館から見た下流側 魚眼でないと全貌が入らない
取水施設に登る
梓川テプコ館の手前には安曇発電所の取水施設がある。階段があったので登ってみると、施設として見るものはなかったが、見晴らしがよかった。最上段には慰霊碑があった。

※入山隧道:ここは出口かな

※取水施設に登る階段

※巨大なアーチが谷をせき止めている

※慰霊碑のある高台からの眺め

※この装置はなんだろう?
天端を歩く
天端を歩いてみよう。天端に国道が通っているダムは珍しい。私が訪れたところでは、城山ダムくらいか。

※交通量が多いので、横断地下道で渡ろう

※天端を歩く

※反対側のトンネル、上に歩道橋がある
ダム左岸
ダム左岸には非常用洪水吐があった。トンネル式で、天端の下をくぐっている。立ち入り禁止なので、導流部をのぞくことはできなかった。

※非常用洪水吐:2門の巨大ローラーゲート

※慰霊碑から見た非常用洪水吐

※交通量が多いので、トンネルの上を渡る

※なんの装置だろう

※使われているところを見たいな
両眼に巨大な装置があった。レールに沿って動くようだが、なにをするものだろう? 資料館が閉鎖されたせいか、案内図が青いテープで隠されていた。わからん。
ここで折り返し、下流側を見ながら天端を歩いた。
下流を見ながら歩く
アーチ式ダムは堤体がダム湖にめり込んでいるので、直下が見下ろせる。十分気をつけていても、下をのぞき込むときは足がすくむ。高層ビルでも、こんな感覚にならない。

※下流側を歩く

※補強された岸壁

※直下にある安曇発電所

※下流は川ではなく、水殿ダム湖になる

※梓川テプコ館が開いていたら、あそこに行けたのに
それにつけても、梓川テプコ館が閉まっていたとは。せっかくここまで来たのに。安曇発電所が見学できないなら、味噌川ダムの奥木曽発電所まで下りればよかった。ううーん。

※奈川渡ダム、壮観だった
と、悔やんでもはじまらない。ないものはないのだ。
心を切り替え、次に進もう。水殿ダムの前に、番所大滝、善五郎の滝を見に行こう。

