旧開智学校 / 充実の教育資料

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全国の旧制学校めぐりも、ついに旧開智学校に達した。
近代遺産をいろいろ見てきた中で、いつしか古い学校をおもしろく感じるようになった。古い学校と言えば、松本市の旧開智学校は外せない。実際、私は松本城より旧開智学校を楽しみにしていた。
あいにくの天気だったが、保存状態のよい建物を楽しく見学できた。入場料は300円。
手前が現在の、市立開智学校
※手前が現在の、市立開智学校

旧開智学校

1873年(明治6年)に、「第二大学区筑摩県管下 第一中学区 第一番小学 開智学校」として開校。和風と洋風の入り混じった擬洋風建築の校舎は、明治の文明開化を象徴する建物の1つ。工事費の7割を、松本町の寄付によってまかなっている。
開智学校の正面:じつは左右対称じゃない
※開智学校の正面:じつは左右対称じゃない
唐破風の下にエンゼルはちょっと小太り
※唐破風の下にエンゼルはちょっと小太り
瑞雲の彫刻を施したバルコニーは人が建てる造りになってないそうだ
※瑞雲の彫刻を施したバルコニーは人が建てる造りになってないそうだ
モダンな窓
※モダンな窓
いよいよ校内へ
※いよいよ校内へ

保存状態のよい校内

校舎の窓はほとんど閉め切られており、教室はいささか暑い。しかし廊下は風通しがよく、蒸し蒸しすることはなかった。今日が雨だからかもしれない。
外観を見たときは気づかなかったが、窓が小さい。これじゃ全開しても大して涼しくならないだろう。松本の夏はそんなに暑くないのかな?
床がギシギシ鳴らない
※床がギシギシ鳴らない
筆記用具(チョークと黒板消し)
※筆記用具(チョークと黒板消し)
教室:窓が小さく、閉塞感がある
※教室:窓が小さく、閉塞感がある

見どころは多い

のっぺりした天井は、じつは和紙を貼り重ねている。表面1枚分しか見えないが、質や厚さの異なる和紙が五層に貼られている。138年も経っても劣化しないのだろうか。説明を読んで、実物を見て、理解を深めていく。おもしろい。
建設当初はうしろに教育棟があったが、移築の際に取り壊された。接合部分がきれいに修復されちゃって、少し寂しい感じ。
学校の必需品
※学校の必需品・オルガン:その価値は現在と大きく異なる
天井の照明
※天井の照明
急すぎる階段
※急すぎる階段
138年前のガラス
※138年前のガラス:気泡の入ったガラスもあるそうだが、見つけられなかった
2階の様子
※2階の様子:なにやら雰囲気が違う
ふしぎなドア
※ふしぎなドア:開けても「向こう」がない

戦前の教科書

教育資料はとても充実していた。とりわけ戦前の教科書は興味深い。教え方が今と異なる点も注目だが、皇国史観の教科書がおもしろい。戦後は皇国史観を隠してしまったが、なにが正しく、なにがまちがっていたかを教える度量がほしい。
イエスシ読本
※イエスシ読本 ス、ズメ、ダはわかるが、イは難解だ
イヌはワロキ
※イヌはワロキ!
受付&売店
※受付&売店
1時間ほど見学して、満足する。外を見たら、まだ雨が降っていた。やむなし。合羽を着て、松本城まで歩いた。
マンホール
※マンホール:カラーパターンがあった
マンホール
※マンホール:色なし

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