翌朝は7時に学校ホテルをチェックアウト。
朝食は手打ちそばをごちそうになる。午前4時から打ってくれたらしい。今回は手打ちそばを食べられるとは聞いていたけど、まさか新年会の翌朝になるとは思わなかった。どうしてこう頑健なんだろう。
手打ちそばは美味だった。お店に出せるレベル。そのほか、梅干しも、山菜も、漬け物も、こんにゃくも、干し柿も、お米も、すべて自家製だって。どれも、泣けるほどうまい。こんな食事をしてたら、外食なんて馬鹿らしくなるだろうな。
人はなぜ田舎を捨て、都市に向かうのだろう?

※ここは私道

※小型の除雪機

※屋根から雪が落ちてくる

※手打ちそば

※すべて自家製

※干し柿:薬品を使わないと黒くなるそうだが、だとすると市販の干し柿はなぜ赤い?
帰路につく
午前9時に出発。このまま何泊かしたいけど、しゃーない。炬燵から足を抜き、寒い廊下でコートを着て、外に出る。冷気は……少し遅れて脳に伝わった。
(うわっ、エアロックの外だ!)
温度差で身体が引き締まる。しかし私の場合、健康になる前に具合を悪くしそうだ。

※水墨画の世界

※目がおかしくなりそう

※広い道はきれいに除雪されている
ほくほく線のイベント列車
うらがわら駅に降ろしてもらう。ほくほく線は大幅に遅れていたが、さいわい待ち時間は5分足らずだった。しかし問題は乗った車両にあった。ほくほく線には、天井にイルミネーションを投影するイベント車両があるのだ。

※北越急行ほくほく線 うらがわら駅

※こんな風よけでもないよりマシ
トンネルに入ると暗くなって、両脇のプロジェクターから花火の映像が投影される。そして大音響のクラッシックが流れる。トンネルに入るたびにイリュージョンが繰り返される。花火のパターンはわずかだが、音楽は毎回異なる。
暗いから本も読めない。うるさいから眠れない。なぜ花火なんだ? なぜ大音響なんだ? 通勤・通学で乗っている人には苦痛でしかない。ほくほく線は黒字路線だから、やぶれかぶれの奇策ではないはず。まったく理解できなかった。

※通常運転時

※トンネルに入るとイルミネーション点灯

※花火はいいけど、音楽がうるさい

※うるせー

※しずかー

※越後湯沢に到着
夢の終わり
越後湯沢から一時間ちょいで東京駅。空は晴れ渡り、雪なんかどこにもない。まるで異世界に来たような気分。いや、まさしく異世界から帰ってきたのか。

※東京駅に到着

※いつもの新宿:数時間前の経験がうそのようだ
日本は広い。都市で感じる悲喜交々なんて些末なことだ。
こうして冬の吉川出張は終わった。