多くの人には興味ないだろうが、Tumblr が 米Yahoo! に買収された。
ここで思い出されるのは、Flickr の悲劇だ。詳しい経緯はまとめサイトにゆずるが、要するに新進気鋭のサービスが大企業に買収され、尖った部分が失われ、つまらなくなってしまったという話。
私は買収前から Flickr ユーザーだったから、その凋落を見るのはしのびなかった。今回の買収発表に合わせて Flickr もリニューアルしたけど、もう興奮はない。私にとって Flickr は、もう終わっていた。
そして、Tumblr である。
Tumblr はお気に入りのサービスなので、買収発表はショックだった。米Yahoo! も過去を反省しているらしく、Tumblr を「台無しにはしない」と約束しているが、そんな言葉を信じられるほど若くもない。
とはいえ、巨大になりすぎた Tumblr が現状のままでいられるはずもなく、いずれこういう変化に直面することは避けられなかった。創業者は大金と名を得たし、ユーザーは改変されるたび「米Yahoo! のせいだ」と言う権利を得たわけだ。米Yahoo! がなにを得るかはわからないが、これはこれでよかったのだろう。
振り返ると、いろんなWebサービスが生まれては消えていった
最近なくなったものとしては、「Yahoo!アバター」、「Yahoo!ブックマーク」、「goo 映画」、「Google Buzz」、「Google Video」、「iGoogle」などが挙げられる。ブラウザゲームの世界の新陳代謝はもっと早い。飛ぶ鳥落とす勢いだった「Facebook」や「Twitter」も、近ごろは足踏みしているように見える。あらゆるものが、10年先もあるとはかぎらない。
世の中の移り変わりが早い。
きのう芽が出たサービスが、今日は雲を突き抜け、明日はどうなっているかわからない。サービスを提供する側も、利用する側も、次から次へと乗り換えていく。
すごい時代だなぁと思う。