さようなら、ケヤキ

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 自宅の窓から見える大きなケヤキが、ついに伐採された。
 私が住んでいる集合住宅の裏手に駐車場があって、そこに大きなケヤキの木がある。
 樹齢を測る方法は知らないが、古いことはわかる。というのもこのあたりはもともと大きな地主さんの家の一部なのだ。近隣に同じ名字をよく見かけるから、勢力ある一族だったのだろう。そんな家の中にあった木だから、100年以上の歴史があるんじゃないかと、勝手に想像している。

※2012年6月
 大きく広がった枝葉は、見ていて清々しいものだった。しかし2012年6月、枝葉が伐採され、枯れ木のようになってしまった。いずれ以前のように生い茂ると思っていたが、そうなる前に伐採が決まってしまった。

※枝葉を失ったケヤキ
 管理者からの案内によると、根本が腐っているため倒れる恐れがあるらしい。本当かどうかわからない。枝を切ったり、落ち葉を片付ける管理費がわずらわしくなったのかもしれない。わからない。
 わからないが、問い合わせしたり、中止を訴えるつもりはない。できるなら伐らないでほしいが、とやかく言える筋合いじゃない。反対活動があれば署名するが、自分が発起人になるつもりはない。その程度と言われれば、その程度の愛着だ。
 伐採後、切り株が残った。


 枯れ木になって3年ほど経つから、ショックは大きくない。ソフトランディングだ。いまは痛々しいが、やがてここに木があったことさえ、忘れ去られるだろう。
 だから日記を残しておく。

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