凍りついた船尾滝

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──車は迷走していた。
目的地が決まらないまま走っていたからだ。
どこをどう走ったのか、私たちは船尾滝に到着した。

船尾滝(ふなおのたき)
群馬県でも有数の高さ(落差72m)を誇る雄大な滝。船尾(ふなお)は「ふにゅう(不入)」の当字と言われている。かつては神聖な土地として入山が禁じられていたことに由来するらしい。

厳しいけど、美しいハイキングコース

車を停めて、登山道に入る。私たちのほかに客はいない。ずいぶん寂しいところだ。登山道は雪に埋もれ、ところどころに岩のかけらが転がっていた。とても歩きにくい。
木陰で凍り付いた斜面を、せっせと登っていく。けっこうシンドイ。だけど、眼前に広がる船尾滝の景観は素晴らしかった。断崖絶壁から水が噴き出しているような滝だ。その末端は真っ白に凍り付いている。まるで時間が止まったようだった。
船尾滝(ふなおのたき)
※船尾滝(ふなおのたき)
あとで知ったことだが、このとき船尾滝は崖崩れの恐れがあるため、立ち入り禁止になっていた。しかし私はまったく気づかず、ずんずん奥に足を踏み入れてしまった。どうりで人がいないわけだ。
船尾滝(ふなおのたき)
※橋にも雪が積もってる

壁面から流れ落ちる滝

20分ほどかかって、滝壺の近くに出た。近場から見上げると、さらに壮観だった。
船尾滝(ふなおのたき)
※静謐な空間じゃ
ぼんやりしていると、急に暗くなってきた。ここは谷間だから、日が陰るのが早い。あわてて下りはじめると、ほかの車やカップルの姿が見えた。
下界に戻ってきたって感じがしたね。


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