いしのなかにいる

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「ここが、世界でいちばん駄目な場所なんだな」
イヤなことがあると、そう思うことにしている。
肩をすくめ、最低最悪の状況に巻き込まれてしまった不運を呪う。
やれやれ、だ。


もちろん、実際にはそうじゃない。
こんなことは、世界中に満ちあふれている。どこに行っても同じような場面が展開している。べつに注目する価値もない、ありふれた話だ。
しかしそれでは、あまりにも夢がない。
ここは、世界でもっとも駄目な場所なんだ。そうに決まってる!
よそに行けば、もっとマシな状況になるはずだ。そうであって欲しい!
今日がどんなにつらくても、絶望することはない。
しかし明日も同じことがつづくと思うと、魂は黒く染まる。


くだらない映画が上映されている。
こんなものを見るために、生まれてきたんじゃない。

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