考える 好意の消費回数 もしかしたら……?もしかしたら、好意も同じかもしれない。人に対する好意にも、消費回数があるかもしれない。お気に入りの曲でも、繰り返し再生すれば飽きてしまう。大好きな人でも、たくさんの接点をもてば飽きてしまう。人間にも、見えざるカウンター(消... 2005.03.05 考える
考える 新・悪魔との取引 ──想像してみよう。TFTモニタから悪魔が出てきて、あなたにこう囁いた。《もし高校時代に戻れたら、おまえは違う人生を歩むか?》あなたはどう答えるだろう。「若いうちに、もっと身体を鍛えておけばよかった」「あんなに時間があったのだから、留学すれ... 2005.03.31 考える
考える 消費と発電 どんなに好きな曲でも、繰り返し再生すれば飽きてくる。まるで、「消費回数」という見えざるカウンターがあるかのように。そしてこのカウンターは、人間にもあるのかもしれない。──もちろん、音楽と人間はちがう。人間は、接点をもつことで、好意が増えるこ... 2005.03.06 考える
考える 自分の消費回数 私の日記にも、消費回数のカウンターがあるかもしれない。1回読むごとに、1ずつ減っていくのだ。それが0になると……読者は去ってゆく。自分がいつも、消費する側にいるとはかぎらない。なにかを作るとき、人は、消費される側にまわる。私にとって日記は「... 2005.03.07 考える
考える 考えること、書くこと、完成させること 私は、考えることが好きだ。なにかが見えると、その色、相、質、意義などについて考えてしまう。なにも見えないときは、なぜ見えないのかを考える。考えることは楽しい。スポーツマンは、身体を動かすことが快感であるように、私は脳みそを動かすことが快感な... 2005.06.29 考える
考える S氏が持てあます日常 今夜はS氏と呑んできた。S氏は42歳。2年ほど前まで我が社に勤めていた人物である。とある事情から、資産収入が支出を上回ったため、退職して、引退生活に入った。──40歳で引退。なかなか聞かない話である。そのS氏が呑みたいと連絡してきた。なにか... 2005.06.30 考える
考える 王様の耳はロバの耳 昼間、お城で王様の散髪をした。すると、王様の耳はロバの耳だった。「バラしたら処刑するぞ」王様はこわい顔で言った。「ぜぜぜ、絶対に言いません!」私は激しく首をふって約束した。──でも、言いたい。王様の耳はロバの耳。王様の耳はロバの耳。王様の耳... 2005.04.08 考える
考える 果実をとる方法 【上】 ──1990年(19歳)。私は友人Gと飯田橋にいた。Gは、高校時代からの友人だ。この時点では卒業から1年目になる(私は浪人中)。高校時代、私とGは共同で長編小説を書いていた。ファンタジーノベルである。といっても、この時点ではプロット段階。大... 2005.04.14 考える
考える 果実をとる方法 【中】 あらすじ私とGは、共同で長編小説を書いていた。それを出版社にモチコミしておきながら私たちは逃げた。この日から、私とGの道は分かれた。私とGは、異なる方法で、"小説家という果実"を手に入れようとしたのだ。 その後、友人Gは翻訳家を経てライター... 2005.04.15 考える
考える 自由の使い方 果実をとる方法 【外伝】──1997年(26歳)。私はマルチメディアスクールの教務主任になっていた。一方、Gは翻訳家からライターに転身していた。仕事を経験し、そこそこの貯金ができたと見るや、Gは捨て身の作戦に出た。家を出て、小さなアパートを... 2005.04.18 考える
考える All or Nothing 果実をとる方法 【青嵐篇】自由を使いこなせなかった私は、その自由を売り渡すことにした。つまり、就職したわけだ。すると今度は、自由がまったくなくなってしまった。社会人になることが、これほど不自由なこととは思わなかった。アニメやゲームを楽しむ時... 2005.04.19 考える
考える 頂上疾走 ──1999年(29歳)。取引先の部長さんがこんなことを言い出した。「伊助くんは仕事はできるが、人としての面白味に欠けるな。 ゲームだ。プレステを買いたまえ! そして、おれと同じゲームをやろう!」「プレステを買わなければ、取引を打ち切る」と... 2005.06.03 考える
考える 拘束に生まれ、自由に死す 果実をとる方法 【独覚篇】どうすれば果実を手に入れられるか?果実の前には、2つの関門がある。すなわち、拘束と自由だ。拘束される(多忙になる)と、好きなことができない。しかし自由があれば、なんでもできるわけじゃない。このあたりが、このシリーズ... 2005.04.20 考える
考える ガソリンがない 果実をとる方法 【虚空篇】業務は軌道に乗ってくると、私の出番は減っていった。やがて、出社せずとも仕事がまわるようになる。もちろん、完全に手放しできるわけではないが、それなりの自由を手に入れた。そんな私の前に、分岐点があらわれた。 A.もっ... 2005.04.21 考える
考える 本心を言ってみろ 果実をとる方法 【涅槃篇】Gはいま、新しいアプローチを試みている。どんな試みなのか、うまく進んでいるのか?詳しいことは知らないし、知っていてもここには書けないだろう。私はただ、応援するだけだ。──私はただ、応援するだけ?そんなことはない。私... 2005.04.22 考える
考える 歩いてみよう 果実をとる方法 【鳳凰篇】文章を書き始めたのは、高校2年(1987年/16歳)の頃だ。もう、人生の半分以上(18年)を費やしたことになる。それだけの時間をかけて、ただの1篇も完成していないのかというと、そうでもない。友人Gと共同執筆していた... 2005.04.23 考える
考える 元も子もない 「お金がないから、昼飯を削ってます」という若者がいる。しかし、身体を壊したら元も子もない。治療費は別にしても、体調を崩せば集中力がにぶる。ミスも増える。ミスを取り戻そうとすれば、無理がたたり、さらにミスが増える。ミスを放置しておけば、評価(... 2005.06.20 考える
考える 千の貌をもつ善意 仕事で、いやーなヤツに出会った。おかげで、週明けから余裕がなくなり、日記が更新できなかった。まったくもって不本意な展開だ。いろんな事情があって、この仕事は断れない。我慢するだけの価値がある。……なんだけど、ムカつく相手だ。殴ってやりたい人間... 2005.04.24 考える
考える やむをえない 誰にも迷惑をかけずに生きていくことは可能なのだろうか?答えは……否だと思う。なにかを望めば、誰かに迷惑がかかる。誰にも迷惑をかけたくないなら、自分を殺すしかない。生きる(存在する)ということは、誰か(世界)に迷惑をかけることだ。だからといっ... 2005.04.05 考える
考える 外部記憶装置 ──私の妻は、物忘れがひどい。ときおり病気ではないかと思うほどだ。いや、ほんとうに病気なのかもしれない。病院で診察してもらって、「奥さんは10年前から痴呆症ですね」と診断されても、「やっぱり!」と指を鳴らしてしまうだろう。短期記憶も問題だが... 2005.06.27 考える
考える 自分を知りたい ショートショートをお送りしております。番組はまだ続きますが、ここで著者の独り言などを少々......。私は、自分が何者であるかを知りたい。なにができるのか、どこまで行けるのか、なにを残せるのか?最初に5本のショートショートができたときは、発... 2005.07.09 考える
考える 日常と非日常 友人Aより、励ましのメッセージが届いた。曰く、「ショートショートより、通常日記の方がオモシロイ」そうだ。伊助の日記は、ありふれた日常の中でなにかを発見したり、理解する話が多い。友人Aは、こうした「日常の中にある非日常を描いた話」がお気に入り... 2005.07.15 考える
考える 作家と編集者 とにかくなにか作品を発表してみたかった。最適な書式を見つけ、習得することが、最大の課題だった。しかし今は、新しい問題に直面している。最初は苦労した1,000文字ルールだが、なんとなくコツがつかめてきた。わかってくれると思うが、1日1本ずつ公... 2005.07.16 考える
考える 区切り 陰気な話題で申し訳ないが、やはり書いておく。土曜日、私は初めて告別式に参列した。葬式に立ち会うことは多いが、告別式まで出る機会はまれだ。葬式と告別式は本来、個別のものである。葬式(葬儀)は、生前にお世話になった方々が集まるもの。告別式は、ご... 2005.11.22 考える
考える 独りで映画を観てきた 私は、独りでは映画を観ない。独りで観てもツマラナイからだ。しかしそう言いながらも、私は独りで映画を観たことがない。なので、試してきた。どうしても観たかった映画ではない。時間を持て余していたわけでもない。友人の誘いも断ってしまった。独りで映画... 2005.10.14 考える
考える 独りで観覧車に乗るか? 「独りで映画を観るか?」ことあるごとに私は友人・知人に尋ねてみた。聞いてみると、あんがい“独りで楽しむ派”が多いので驚いた。そうした中で、こんなヤリトリがあった。私「Tさんは、独りで映画を観るかい?」T「うーん、あるかな。うん、あるある。」... 2005.10.18 考える
考える 無垢を崇めるな ──とある夏の昼下がり。私は友人と、ショッピングモールに訪れていた。その屋上駐車場に、プールがあった。プールと言っても、円筒型のゴムプールだ。本格的な広さはないが、十人くらいは入れる中型サイズだった。子どもたちを預かることで、親たちの買い物... 2005.09.17 考える
考える 作家と読者 ずいぶん前に、とある掲示板で見かけたトピックを思い出した。たしか、こんなことが書いてあった。「そもそも作家と読者が仲良くできるはずがない。 それは、ホームページが与えた幻想に過ぎない。」「名著を読んだら、著者には会うな。 作品は、作品だけで... 2005.07.17 考える
考える タロットの導き とりあえず8話まで書いたとき、ふと思った。(このままダラダラと書き続けても、仕方がない......)そこで私は、ショートショートを1冊の本にまとめることにした。これを当座の目的にしよう。1冊の本にまとめてどうするのか?そんなこたぁ、まとめて... 2005.07.18 考える
考える 勇気と狂気 殺し屋に追いつめられて、意を決して崖から飛び降りる。勇気ある行動に見えるが、実際には、ほかに選択肢がないだけだ。結果は単なる運であり、当人の実力とも関係ない。やるしかない状況でやるのは当然だ。勇気でもなんでもない。──本当の勇気とはなんだろ... 2005.08.28 考える