日記

考える

All or Nothing

果実をとる方法 【青嵐篇】自由を使いこなせなかった私は、その自由を売り渡すことにした。つまり、就職したわけだ。すると今度は、自由がまったくなくなってしまった。社会人になることが、これほど不自由なこととは思わなかった。アニメやゲームを楽しむ時...
考える

自由の使い方

果実をとる方法 【外伝】──1997年(26歳)。私はマルチメディアスクールの教務主任になっていた。一方、Gは翻訳家からライターに転身していた。仕事を経験し、そこそこの貯金ができたと見るや、Gは捨て身の作戦に出た。家を出て、小さなアパートを...
考える

果実をとる方法 【中】

あらすじ私とGは、共同で長編小説を書いていた。それを出版社にモチコミしておきながら私たちは逃げた。この日から、私とGの道は分かれた。私とGは、異なる方法で、"小説家という果実"を手に入れようとしたのだ。 その後、友人Gは翻訳家を経てライター...
考える

果実をとる方法 【上】

──1990年(19歳)。私は友人Gと飯田橋にいた。Gは、高校時代からの友人だ。この時点では卒業から1年目になる(私は浪人中)。高校時代、私とGは共同で長編小説を書いていた。ファンタジーノベルである。といっても、この時点ではプロット段階。大...
考える

好きだから

好きな女性がいる。もう長い付き合いだ。彼女を通して学んだことは多い。しかも、会うたびにお金をもらっている。ときおり喧嘩する。その理不尽さに、嫌気が差すこともある。うんざりして別れたこともある。だけど、しばらくすると元の鞘に収まっている。私は...
考える

人生最後の職業

『13歳のハローワーク』によると、小説家は人生最後の職業らしい。この本の中で著者は、いきなり小説家を目指さずに、ほかの職業で身を立ててからでも十分間に合うと諭している。教師やプロレスラー、傭兵、アイドル、犯罪者……。ほかの職業から小説家に転...
考える

夫婦別鍋

夫婦と言えども、すべてが一致するわけじゃない。なにに感動するか、どこに手間をかけ、なにを無視するか?多くの面で一致するから交際して、結婚するわけだが、異なる面もある。たとえば……味覚だ。私は、麻婆豆腐が大好きだ。それも辛口がいい。だけど花椒...
考える

王様の耳はロバの耳

昼間、お城で王様の散髪をした。すると、王様の耳はロバの耳だった。「バラしたら処刑するぞ」王様はこわい顔で言った。「ぜぜぜ、絶対に言いません!」私は激しく首をふって約束した。──でも、言いたい。王様の耳はロバの耳。王様の耳はロバの耳。王様の耳...
考える

転がる石

転石苔(こけ)を生ぜず。A rolling stone gathers no moss.この諺には2つの解釈がある。アメリカでは、苔とは悪いもの、汚いものとされる。したがって、苔がつかないよう、転がりつづけた方がいい。「活発に行動する人は、...
考える

出る杭は打たれる

私はこれまで、2度、解雇された。どちらも唐突な解雇だった。事前告知も、解雇理由の説明もない。原因は……社長と対立したからだと思う。まぁ、解雇された人はみな同じことを言うだろうけどね。──出る杭は打たれる。「だから、頭を引っ込めろ」とつづく。...
考える

やむをえない

誰にも迷惑をかけずに生きていくことは可能なのだろうか?答えは……否だと思う。なにかを望めば、誰かに迷惑がかかる。誰にも迷惑をかけたくないなら、自分を殺すしかない。生きる(存在する)ということは、誰か(世界)に迷惑をかけることだ。だからといっ...
考える

生マグロ

先日、ふと立ち寄った魚屋さんでマグロの解体ショーをやっていた。解体ショーというとアレだが、ほかにいい呼び名もない。「もうすぐはじまりますよ~! 試食もあります~!」という呼び声に誘われて、店内に入ったらちょうどやっていた。いわゆる冷凍マグロ...
食べる

巨大あさり

魚屋さんで巨大なあさりを見つけたので、買ってみた。ヒラ家のみそ汁の具は、あさりがキホン。以前はしじみが多かったが、身が小さくて食べにくいことから、あさりに移ってしまった。しかしこれほど巨大なあさりは食べたことがない。本当に大きい。赤ん坊の手...
考える

新・悪魔との取引

──想像してみよう。TFTモニタから悪魔が出てきて、あなたにこう囁いた。《もし高校時代に戻れたら、おまえは違う人生を歩むか?》あなたはどう答えるだろう。「若いうちに、もっと身体を鍛えておけばよかった」「あんなに時間があったのだから、留学すれ...
考える

40万円の掃除機

ふと思い出す機会があったので、日記にしておく。──1998年(27歳)のことだ。仕事三昧の日々を送っていた私にとって、土曜日は大切な休養日だった。ふらふらになって帰ってきて、布団のなかに飛び込む。もう、なにも考えられない。そんなときにかぎっ...
考える

逃げられない

友人Kから相談を受けた。K(30歳)が勤めている職場で、Kの先輩(40代後半)の給与が大幅にカットされたらしい。先輩になにか落ち度があったわけでも、仕事がひまになったわけでもない。一方的にカットされたそうだ。この事件に、Kは激しく憤慨してい...
食べる

ブロッコリーチーズを再現してみる

先日、『Chowder's』という店でブロッコリーチェダースープを食べた。うまかった。......で、作ってみた。ニンジン、タマネギを小さく刻んで炒める。かたわらでブロッコリーを茹でて、ひとくちサイズに切って、一緒に煮込む。今回はシチュール...
食べる

いちめんのなのはな

──自分で摘んだ菜の花は、いかなる味か?その前、菜の花についておさらいしよう。菜の花(ナノハナ)油菜(あぶらな)科の越年生草本。英名:rape blossoms  学名:Brassica campestris別名:油菜(あぶらな)、花菜(は...
食べる

いちめんのなのはな

──自分で摘んだ菜の花は、いかなる味か?その前、菜の花についておさらいしよう。菜の花(ナノハナ)油菜(あぶらな)科の越年生草本。英名:rape blossoms  学名:Brassica campestris別名:油菜(あぶらな)、花菜(は...
考える

禁煙365日

今日で、禁煙して365日になる。なので、この1年をふり返ってみることにする。──1年前の今日。私は体調を崩していた。37℃を越える熱、ヘンな咳、だるさ、止まらない鼻水、胃腸はぐるぐる。原因不明。いわゆる「風邪をこじらせた」という状態だ。私は...
考える

老人にも仕事を

祖父に、仕事をさせたいと思っている。家の手伝いのような、おつかいレベルじゃない。わずかでもお金がもらえる仕事がいい。なにか内職のようなもの。食玩の組み立てとか、色塗りとか……。お金が欲しいわけじゃない。お金が払われるのは、その仕事に価値があ...
食べる

ヒラ家・麻婆豆腐

ヒラ家はいま、麻婆豆腐に凝っている『陳麻婆豆腐』を食してからは、さらに熱が入った。最近......なんとなく道が見えてきた。納得の味を完成させたわけじゃない。そこへ至る方法がわかってきた......ように思う。──麻婆豆腐の材料は、驚くほど...
考える

祖父と猫

私の実家では、祖父を介護している。記憶と体力は衰えて、ほぼ寝たきりの状態だが、受け答えはハッキリしている。祖父は医者だったので、この状況(寝たきり)に強い危機感を覚えているようだった。転ぶようになり、階段が怖くなり、ひとりで起きあがれなくな...
考える

砂の城

3連休は、千葉の実家にもどっていた。祖父に会うためだった。明治41年生まれの97歳。私の母を育て、北海道で80歳まで開業医をしていた。その後、千歳で静かな余生を送っていたが、昨年倒れた。そのため、母が北海道から連れ出してきたのだ。倒れたとき...
考える

親子の非干渉

私の知人に、子どもの教育に非干渉なヤツがいる。つまり、こういうことだ。私「で、この子には、どんな人になってほしいんだ?」彼「この子のやりたいようにやらせるよ」私「? だって、まだ子どもだろ? 教育方針はないのか?」彼「親の価値観を押しつけた...
考える

浪漫市場

浪漫泥棒のつづき。──先日、ちょっと大きめのデパートに出かけた。私にとっては適当な食材調達なので、ぼんやりしながらカートを押していた。カートの周辺を、妻がウロチョロしている。ハシャいでいるようだ。で、なにげなく冷凍食品コーナーをみてみたら…...
考える

関係ないわけない

現代の教育には、強い不安がある。こんな状況が続けば、ホームレスの低年齢化を招くだろう。はなはだ不安だ。私は教育機関の人間ではないから、関係ないといえばそれまでだ。「他人の領域に口を挟むな、自分の現場を守れ!」とも言われる。そのとおりだし、そ...
考える

常識の探求

常識とはなんだろう? 私はこう定義している。常識とは、他者との衝突を避けるための経験則である。挨拶する。よくしてもらったら、お礼を言う。不慣れな場所では、派手な格好や不用意な発言を控える。勝手にモノを借りない。約束を守れないときは、早めに連...
考える

ビニールは喰えない

我が家は自家製パンを焼く。しかし、パン屋のパンも大好きだ。パンの種類はじつに豊富で、自分たちで作れるパンなどごくわずかだ。珍しいパン、特殊なパンは、やはりパン屋で買った方が美味しい。こうして覚えた味を家で再現するのが、私たち夫婦の趣味でもあ...
考える

納得できない親子

──1月2日のこと。深夜24時に、友だちとゲームセンターで落ち合うことになった。私の方が先に着いたので、ゲーセン内を見てまわる。久しぶりだった。数年ぶりになる。正月三が日の深夜って、ゲーセンは混むものなのだろうか?よくわからないが、そこそこ...