考える 最後の毒見役 毒見役も、かつては重要な仕事だった。地味だけど、要人を守っているという誇りはあっただろう。──しかし時代は変わった。安全に毒を検出する装置が開発されて、労働者の権利は保護された。そしてある日、毒見役は上司に呼びだされ、こう言われるのだ。「オ... 2005.01.27 考える
考える 毒見役・征服 ──1995年。DTPの仕事をしていたころ、師匠からこんな教訓を教わった。 《急ぎの仕事は、忙しいヤツにやらせろ!》意味がわかる人は、かなりの達人だ。もちろん、当時の私にはわからなかった。師匠はおかしなことをいうなぁ、と思っていた。……し... 2005.01.26 考える
考える 新・毒見役 D氏は誠実なサラリーマン。そのD氏と、先週末に呑んだ。ほどよく酔ったところで、D氏は同僚のT氏について語りはじめた。「T氏はね、自分が好きな仕事しかしないんだ。チームも組まない。部下も使わない。上司に指示を求めない。完全なスタンドアロン。 ... 2005.01.25 考える
考える 続・毒見役 昨日の日記で、私は毒見役の悲しい心理について書いてみた。行き場をなくした毒見役は、毒を楽しみ、喜ぶようになる。ついには、毒見役の仕事を誇るようになってしまう。──これは、ありえない話だろうか?毒は毒だ。毒を楽しめるはずがない。第3者が見れば... 2005.01.23 考える
考える 毒見役 時代劇などで、「毒見役」という仕事が出てくる。お殿様の食事を先んじて食べて、その安全性を確認する仕事だ。ホントかどうかは知らないが、幼少のころからいろんな毒を食べて、「どんな毒にも気づく鋭敏さ」と「どんな毒にも耐え抜く身体」を身につけるらし... 2005.01.22 考える
考える 眠れない夜 ──なんてこった。仕事が気になって、眠れない。阿呆な話、断った仕事まで気になってやがる。……まいったな。私の場合、頼まれた仕事を頼まれたとおりにやるだけじゃ駄目だ。 相手の意表をついて、感激させること。 この仕事を、次の仕事につなげるこ... 2005.01.21 考える
考える 俺の屍を越えてゆけ ──1994年。23歳の私は、千葉県千葉市の小さなパブで働いていた。バーテンといえば聞こえがいいが、その実態はウェイターである。酒を出して、話して、拍手して、いっしょに呑む。そーゆー仕事をしていた時期もある。学校を出ても、まじめに働く気がな... 2005.01.20 考える
考える その他大勢 ──1988年。高校生(17歳)の私は、こんなことを考えた。「怪獣が出現したら、自分はどこにいるだろう?」 光線銃で勇猛果敢に戦う隊員のひとりか? 最終兵器を披露するアブナイ科学者か? 怪獣の正体を指摘する、古代血族の末裔か? ドラ... 2005.01.19 考える
考える ゆとりがない ──あぁ。仙台出張が、遠い日の花火のようだ。毎年、この時期になると仕事が忙しくなる。あれもこれも並行していて、日記を書くゆとりがなくなってしまった。いや、書くには書いたんだけど、どうにも陰鬱な内容だったので、削除しちゃった。割り当てられる脳... 2005.01.18 考える
考える 知と愛 「知る」と「愛する」は、同一の精神作用である。知らないものは愛せない。愛したものは知りたくなる。この連鎖が行きすぎると、マニアになる。愛しすぎて、知りすぎて、もう自分を制御できない状態だ。私の認識では、苦しい状態である。物を知るにはこれを愛... 2005.01.11 考える
娯楽 一眼レフを買った デジタル一眼レフカメラを買ってしまった。Nikon の D70 という機種である。デジタル一眼の世界では入門機だが、私にとってはオーバースペックで、マニアックで、非常に高価なものだ。まさか私が、こんな趣味の道具を買うことになろうとは。──私... 2005.01.10 娯楽
考える 終身旅行者 私には2つの夢がある。1つは、仕事をなし遂げること。1つは、終身旅行者(Permanent Traveler)になることだ。終身旅行者とは、2ヵ国以上を行き来するライフスタイルのこと。どこの国の住民にもならないことから、合法的に節税すること... 2005.01.09 考える
考える 健康イエローカード 自分でいうのもアレだが、私は"青春まっさかり"である。精神的なイキオイは、高校生のころから変わっていない。社会に出てからも、一気に駆け抜けてきた感じがする。しかしその間、身体はモニタの前に固定されたままだった。2002年の夏、体調を崩した私... 2005.01.08 考える
考える 今年の抱負 2004年をふり返ると、「やったぞ!」と思うことが多い。しかし「やれなかった……」と反省することも少なくない。これら未達成目標にとっては、お茶を濁したような1年だった。変革できないことに、あれこれ理由をつけていたように思う。──変革と維持。... 2005.01.07 考える
考える 信仰と科学 私は温泉好きである。そして、サウナ好きでもある。健康ランドに行けば、必ずサウナに入っている。サウナに入りたくて、健康ランドに行くこともある。地獄のようなサウナ室に、ぐぐっと踏みとどまる。見知らぬオッサンと、どっちが先に出て行くかを競い合う。... 2005.01.06 考える
食べる 聖夜のチキン クリスマスなので、ローストチキンを作った。ちょっと大きめのサイズだったから、友だちも呼んだ。話をして、ゲームをして、デジタル写真などを開陳して......。いよいよ、ローストチキンの登場だ。我が家ではこれで3度目になる。塩胡椒を擦り込んでオ... 2004.12.25 食べる
娯楽 テレビを消せ! 家に帰ると、妻がテレビを観ていた。(すぐには言わない。すぐには言わないようにしている……)小一時間したところで、問いかける。「見てるの?」「え? あ、テレビ? うぅん、見てない……」「じゃ、消せ!」「えぇ~~~」不満そうな妻に、私は理由を説... 2004.12.25 娯楽
考える 振り返れば奴がいる 車を運転している人なら、わかってくれると思う。誰もいない道を走るのは、あんがいツライ。自分と併走する車がいないと、いろんな感覚が狂ってしまうのだ。──とりわけ深夜の高速道路はヤバイ。背後から煽られたり、前の車がふらついたりすると、ムカッとく... 2004.12.22 考える
考える 舌で味わえ 自分の行動を観察すると、いろんなことがわかる。京都探訪でも、1つの気づきがあった。当たり前のことかもしれないが、日記にまとめておきたい。多くの人たちは、食べ物を舌ではなく、脳で味わっている。──たとえばこんな感じだ。豆腐料理屋に入る。すっご... 2004.12.21 考える
食べる 京都の豆腐は美味だった 京都で買ってきた豆腐を食べた。有名どころの逸品ではなく、高速道路に乗る前に立ち寄ったデパートの地下食品売り場で買ったものだ。1つ100円ちょい。京都の人たちが、ふだん食べている豆腐だと思う。それで湯豆腐を作ってみたのだが、うまかった!どこが... 2004.12.20 食べる
考える REVOLUTIONS 「学習性無力感」をいかに退けるか……。それが、このシリーズのテーマだった。概念だけ聞いても、よくわからない。実例を目の当たりにすると、その根の深さを思い知らされる。被害者には自覚がなく、すでに苦痛を苦痛と感じていない。一方で、会社や上司も、... 2004.12.16 考える
考える RELOADED 「学習性無力感」は伝染する。上司の命令にウンザリしている人は、やはり部下にも「上司の命令だからヤレ」と命令する。部下はウンザリして、"どうにもならない"と学習する。横方向にも伝染する。"どうにもならない"ムードを蔓延させて、新人や同僚を仲間... 2004.12.15 考える
考える REVISITED 「学習性無力感」の話をきいたのは、もうずいぶん前のことだ。意味がわかるほどに、怖い話だと思うようになった。(私はもう社会人だ。まったく無垢な犬Cにはもどれない。 では、私は犬Aだろうか、犬Bだろうか? 自分では犬Aだと思いこんでいるだけで、... 2004.12.14 考える
考える 学習性効力感 D氏はマジメなサラリーマン。とても誠実だし、好感が持てる人物だ。しかしサラリーマン社会で生きていくには、優しいだけじゃ駄目らしい。無謀な上司と、無能な部下に挟まれるとどうなるか?知りたい人は、D氏を見てみればいい。D氏は絵に描いたような中間... 2004.12.13 考える
考える 学習性無力感 ちょっと残酷だが、こんな実験がある。1967年に、セリグマンという心理学者が論文発表したものだ。床に弱い電流がながれる部屋を作って、2頭の犬(AとB)を入れる。犬Aの部屋にはボタンがあって、押せば電流が止まるようになっている。電流がながれる... 2004.12.12 考える
考える 先輩と呼ばれて 今日は、高校時代の後輩たちに呼び出されて、呑んでいた。私は酒に弱いのだが、いきおいワインを飲み過ぎてしまう。ぐでんぐでんに酔っぱらった。なんとか家まで帰り着き、水をがぶがぶ飲んで、寝て、いま起きたところ。──もう昼過ぎか。昨夜のことを思い出... 2004.12.11 考える
考える あなたはだぁれ? 《 だ る ま さ ん が こ ろ ん だ ! 》気がつくと、新しい建物がたっていた。本日オープンらしい。──本日オープン?その前はなんだっけ? この場所にあったのは……。新しい店なのはわかる。しかし、その前が思い出せない。同僚に訊くと、飯... 2004.12.10 考える
考える 哲学不況 『ニワトリを殺すな』という本がある。この本の著者は、いまの日本を「哲学不況」と称している。(仕事をしてどうなるのか、なにが楽しくて働くのか?)そんな価値観の衰退が、不況の遠因であるというのだ。──なるほどなぁ、と思う。この数年で仕事はラクに... 2004.12.09 考える
考える 加減できてる? 卵かけご飯を食べようと、卵をといて、醤油を垂らした。あ……と思ったときにはもう遅い。醤油が入りすぎて、小鉢の中は真っ黒になってしまった。そういえば、東急ハンズで一滴ずつ注げる醤油差しが売られていた。あれなら、微妙な加減は必要ないな。ふと、小... 2004.12.08 考える
考える 悪魔との取引 ──1995年(24歳)。ある夜、17インチCRTモニタから悪魔が飛び出してきて、こう囁いた。 《あるものを差し出せば、 おまえの望みを叶えてやろう……》鋭く尖った爪が、仕事に疲れた私を指さした。当時の私は荒れていた。働くことに絶望し... 2004.12.07 考える