剛の者が乗るクルマ

2001年 社会 日常
剛の者が乗るクルマ

寒いなぁと思っていたら、雪だった。それも大雪だ。

都内でも降るときは降るんだな。あたりは一面、真っ白になっていた。
ふわふわの牡丹雪が、次から次へと舞い降りてくる。東京に越してきて雪も珍しくないけど、降ればやっぱり感動してしまう。

夕方になり、飯を食うために外出した。
目的のレストランは家の前にあり、わずか30秒ほどの露出だったけど、もう頭や肩に雪が積もってしまった。いやはや、すごいや。

駐車場に奇妙なクルマが停まっているのが見えた。
1人乗りのオープンカーである。

その珍しいフォルムよりも、この車が、この状態で、ここにあることに驚いた。
見てわかるように、車体の表面にも雪が積もっている。走っている最中に雪が降り出したら、こうは積もるまい。すると、このオープンカーの持ち主は、雪が積もっている車に乗り込み、雪が降りしきる中、キンキンに冷えた空気を楽しみながら、ここまで運転してきたことになる。
目的はもちろん、飯を食うためだ。

詳しい事情は知らないが、世の中にはスゴイヤツがいるもんだな。
私はいたく感心したので、写真を撮ることにした。

パシャリ!

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