健康診断に行ってきた
2004年 生活 タバコ 健康 医療今日は健康診断に行ってきた。
自治体が主催する経営者・自営業者向けのプログラムらしい。今年で6回目になる。セット内容は、検尿、検便、身長、体重、視覚、聴覚、血圧、採血、眼圧、眼底写真、心電図、腹部レントゲン、診察。診断の前日は、午後10時以降はいっさいの飲食が禁止。食事はもちろん水も駄目だ。夜はいいけど、朝、1杯の水を飲めないのはチト苦しい。それから検便も難しいね。小はいつでも出せるが、大にはタイミングがある。去年は提出できなかったが、今回はクリアできた。
採血は3本分。毎度のことだが、自分の血の赤さに驚かされる。なんというか、血をみると不思議な気持ちになるよ。
心電図までは比較的スムースだ。しかしレントゲンは混み合うので、毎年待たされる。今日も1時間ほど待たされた。係の人に聞いたが、朝一番であろうと終了間際であろうと、混むものは混むらしい。
レントゲンは、ふつうに撮影するものと、台の上に乗せられていろんな角度から撮影するものの2種類がある。後者はツライ。バリウムは苦にならないが、発泡剤によるゲップを我慢するのは苦しい。そのまま台に乗って3回転、仰向けに、うつ伏せに、手すりをつかんで逆さま、戻して左の腰をあげて、右の腰をあげて……。
こみ上げるゲップ、胃の中を動き回るバリウムの重さ。男の目にも涙がにじむ、というものだ。
そうそう。
去年の失敗を、今年も繰り返してしまった。健康診断へはなるべく身軽な格好で行く方がよい。胸を出したり、ベルトを外したりするから、小さな紙袋があればなおよし。まちがってもネクタイを締めて、本やデジカメなどを手に持っていかないこと。とても面倒な思いをすることになるから。
最後は診察。
こういう診察に行くとわかるが、医者という人種は本当に説明が下手だ。
「○×が◇☆だから許容値オーバーだね」
と言われてわかるはずもない。
私たちが知りたいのは具体的な行動指針なのだが、そのへんがわかってもらえない。
今年の医者は少し変わっていて、病気になるとどうなるかを教えてくれた。
「痛風になると痛いよ。
まず足の指が痛むよ。
その次はアキレス腱ね。
そして、腎臓が△□してきて……
痛くなるよ……
すごく痛いよ……
痛いよ……」
それは避けたい、と思わせるには十分な語り口だった。
しかし案の定、具体的にどうすればいいかは教えてくれなかった。これは自分で調べろ、ということらしい。
診察ではいろいろ脅されてしまったが、今年の健康診断には自信もある。
タバコはやめたし、食習慣も変えた。運動で体脂肪率も下げた。採血によって判明する肝臓の各数値は、きっと好転していると思う。
結局、医者が教えてくれないので、自分で数字の意味を調べて、対策を練った1年だったのだ。
成績表が返ってきたら、またコメントしようと思う。