先輩と呼ばれて

2004年 生活 日常
先輩と呼ばれて

今日は、高校時代の後輩たちに呼び出されて、呑んでいた。私は酒に弱いのだが、いきおいワインを飲み過ぎてしまう。ぐでんぐでんに酔っぱらった。
なんとか家まで帰り着き、水をがぶがぶ飲んで、寝て、いま起きたところ。
──もう昼過ぎか。

昨夜のことを思い出してみる。
高校時代の後輩たち……。彼らと会うのは10年ぶりだ。みんな三十路を越えて、いいオトナになったというのに、くっだらない話で盛り上がってしまう。やいのやいのと騒いでいると、あの部室を思い出す。
高校時代の空気と光。なんか、すごく遠くまで来た感じがする。

「先輩」なんて呼ばれるのも、ウルトラ久しぶりだ。
ついつい気分も大きくなる。
「今夜は、先輩を打ち破りに来ましたッ」と言われて論争し、
「すみません。ぼくがまちがっていましたッ」と言うまで論破した。
……我ながらオトナげない。

しかしまぁ、彼らの記憶に残るのは、そーゆー私なのだ。
逆もまたしかり。
互いに10年前の虚像がちらついているが、悪い気はしない。

まぁ、こんな日があってもいいだろう。

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