[ゲーム] METAL GEAR SOLID 3 / 諜報戦の諜報戦

2005年 娯楽 ゲーム
[ゲーム] METAL GEAR SOLID 3 / 諜報戦の諜報戦

 先月から『METAL GEAR SOLID 3』をやっている。

 けっこう楽しい。VERY EASY を4回やって、いまはNORMALにチャレンジしてる。超アマチュア向けのVERY EASYに比べると、NORMALは厳しい。すぐ見つかるし、敵は強いし、多いし、こっちの体力は低いし、回復しないし、武器も弾薬も乏しいし……。
 でも、おもしろいので頑張っている

METAL GEAR SOLID 3 / SNAKE EATER

1960年代のスパイ活動を再現したゲーム。主人公(ネイキッド・スネーク)は、ソビエト連邦の秘密要塞に単独潜入し、諜報や救出、破壊などの任務を遂行する。メタルギアソリッドシリーズの第3弾。

 『MGS3』は隠し要素が多い。ものすごく多い。たとえばゲーム中、至るところで緑色のカエルの置物を見かける。
(……なんでソ連の要塞にカエルの置物が?)
 拳銃で撃ってみると、ガァガァ鳴く。それだけだ。

 気になったのでネットで調べてみると、このカエル(ケロタン)をすべて撃って鳴かせると、スペシャルアイテム『ステルス迷彩』が手に入ることが判明。
 その数、じつに64個!
 ゲーム中に気づいたのは5~6個だけ。残りは、きわめて見つけにくいところに配置されている。そこにあると知らなければ、ゲームを100回繰り返しても気づくことはないだろう。しかも、自分がいま何個撃ったのか、あと何個残っているのか、どこにあるのかは、まったく示されない。64個分、自分でノートなどに記録するほかない

 いろいろ工夫しながら、ふと思う。
(これって、正常な楽しみ方なのだろうか?)
 本来ゲームはゲームの中だけで完結すべきだと思っている。ゲームの中で情報が出てきて、考えて、気づいて、突破する。それがあるべき姿だと思っていた。しかし『MGS3』にかぎらず、最近のゲームは攻略本(やネット情報)なしには絶対に解けないようになっている。つまり市販されているゲーム単体では、楽しめないわけだ。これって、どうなのよ?

 それでも、いろいろ調べることは楽しい。楽しいから、手間を惜しまずやっている。好意的に考えるなら、モニタの外側にもゲームがあるようなもんだ。メーカーが各所に散りばめた攻略情報を拾い集めていく。ネットを駆けめぐり、より適切なサイトを見つける。攻略プランを検討し、進捗を記録していく。ゲームの中と外で、スパイ活動が展開されていく。

 ゲームの楽しみ方も、高度に発展したもんだと思うね。