ストレス解消法

2005年 政治・経済
ストレス解消法

ここんとこ、ストレスでまいってた
ストレスで胃が痛くなるなんて、生まれて初めての経験だった。
本当につらかった。

人間の精神は、天秤みたいなものだ。
片方に好きなこと、もう片方にイヤなことを乗せる。
好きなことが大きければ、イヤなことにも耐えられる。
好きなことが小さいのに、イヤなことだけ大きくなれば、天秤は傾く。
ひどければ、天秤は壊れてしまうだろう。

好きなことは終わったのに、イヤなことは終わらなかった。
そのため、精神の均衡が崩れた。
ストレスは蓄積され、爆発寸前となる。ひどい状態だった。
私は苦しみながら、考えた。
(みんなは、どうやって苦しみに耐えているのだろう?)

聞いてまわると、その答えはあんがい冷ややかだった。
「そのくらいのストレスなら、日常茶飯事ですよ。」
「ストレスがつらい? そりゃ、仕事ですからね。」
「ストレス解消法? そんなの聞いて、どうするんです?」
まるで、ストレスに耐えるのがオトナ、と言わんばかりだった。

勧められたことはやってみた。
食べる、寝る、遊ぶ、お風呂、マッサージ、音楽、ゲーム……。
いろいろ試してみたが、どれもストレスを消してくれることはなかった。

そんなストレスフルな日々も、金曜日に終わりを告げた。
正確には終わっていないが、ストレスは大きく減るだろう。
つまり、ストレスの元凶をやっつけたのだ
直接殴れないので、裏工作を重ねてきたのだが、それがついに実ったのだ。いやほんと、もう駄目かもと思っていたけど、間に合ってよかった。

今回のケースを経て、私は思う。
私にとって、有効なストレス解消法は2つしかない。

1つ目は、逃げること
自分の生活圏にストレスが出現したら、とっとと逃げる。
たいていの場合なら、私は逃げ切る自信がある。それだけ、私を縛るものは少ない。

2つ目は、やっつけること
逃げられないなら、やっつけるしかない。
上司だろうが、クライアントだろうが関係ない。
勝てないと思うことが、負けなのだ。

癒しグッズも悪くはないが、本質的にそれは目をそらしているだけだ。
ストレスの元凶は消えないないから、翌日の朝にはまたストレスが増える。解決しないのに金を払うのは、二重の意味でストレスだ。

自分が逃げるか、相手を追い出すか。
それ以外の解消法はないんだと、ハッキリわかった

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