人生設計

2005年 政治・経済
人生設計

最近、いろいろ考え込んでいる。
おかげで、日記の更新も滞ってしまった。ショートショートも4本書いたんだけど、気に入らなくて、公開できずにいる。
なにをそんなに考えているのかといえば、「人生設計」のことだ。

  私たちは、先の見えたレールの上を歩いているわけじゃない。
  どんな40代、50代になるのか? どんな風に老いるのか?
  なにを成し遂げるのか? なにを残せるのか?

単純にして、奥深い。
そして、あまりにもプライベートな話なので、日記に書けずにいた。
答えはまだ出そうにないが、書ける部分を書いてみようと思う。

私は仕事が好きだ
しかし、死ぬまで働くつもりはない。
がっぽり稼いで、とっとと引退したいと思っている。
若くして豊かに引退すること。そのために、私はがんばっている。

ここに、奇妙な矛盾がある。
つまり私は、好きなこと(仕事)をやめるために努力しているわけだ

ふつうは、好きなこと(趣味)のために働く。
労働は苦役なり。仕事は本来、イヤなこととされる。
遊ぶため、自由気ままに暮らすため、やむを得ずに働くのだ。働くために働く人はいない。
仕事は手段であって、目的ではない。

しかし私は、労働を苦役と感じる人をあわれに思う。
仕事をしている時間はけっこう長い。人生の1/3は仕事してるんじゃないかな? それだけ長い時間を、イヤなことのために費やすなんて、考えたくもない。
お為ごかしではなく、仕事にも喜びがあるべきだと思う。
喜びのある仕事をするべきだと思う。

仕事が好きなら、引退する必要はない。
(死ぬまで働けばいい。好きなことをしながら死ねるなら、本望だろう?)
さすがに私も、そうは考えない。
「仕事が好きなこと」と「とっとと引退したいこと」は、私の中では矛盾しない考え方だった。

絶妙なバランスの上に成り立っていた私の理念。
それが今、崩れつつある。
(私は仕事のなにが好きだったのだろう?)
以前ほど、仕事に対して熱意を感じられなくなってきた
だとすると、労働は苦役でしかない。とっとと終わらせた方がいい。
では、労働を終わらせたら、次はなにをすればいい?

……とまぁ、こんなことを考えあぐねている。

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