真の美食家を目指して

2005年 生活 健康
真の美食家を目指して

私は食いしん坊である。食べるの大好き人間である。そんな私が食事を抜くのは、もちろんツライ。
そもそも、人間が一生のうちにできる食事の回数はかぎられている。1食抜いても、あとで2食というわけにはいかない。そんな貴重な機会をみすみす見逃すなんて、モッタイナイ。
しかし、よりよく食べるために、食べない選択もある。

がむしゃらに駆け抜けた20代。
すさんだ生活習慣が残した傷跡は大きく、健康診断の結果を見るたびに背筋が凍る。このまま行けば早死にしてしまう。死なないにしても、成人病に悩まされる暮らしになる。それじゃ、美味しいものが食べられない。
目の前の食事も大切だが、その向こう側にある食事も大切なのだ

──食事する機会は貴重だ。
だが、そんな貴重な機会を、ツマラナイものに費やしていたのも事実。1回ごとの食事を、真剣に味わっていただろうか? テキトーなものを口に放り込んで、なにも考えずに呑み込んでいたんじゃないのか? それじゃ、金魚と変わらない。美食家とはいえん。

断食の目的は、体重を削ることじゃない
生活習慣の改善だ。運動については別途に考えるにしても、まずは食べる質と量を見直さなければならない。とはいえ、我慢は継続できないから、「ツマラナイものは食べる気にならない」体質が必要なのだ。
端的に言えば、ジャンクフードからの脱却が目的である。

昨年3月の禁煙……そして5月、7月に実施した断食(3日間)で、ファーストフードとインスタント食品(カップラーメン等)からは卒業できた。
今回の目標は、スナック菓子だ。こいつぁ、けっこう強敵だ。果たして打ち勝てるだろうか。

私は食いしん坊だ。食べるの大好きだ。
しかしこれからは、真の美食家を目指して研鑽したい。