PC復旧、しかし……

2005年 科技 物欲
PC復旧、しかし……

PCが復旧した。しかし……。

今年の7月に、PCを新調した。「画面表示を早くしたい」という欲求を満たすためだった。いろいろあって、秋葉原のドスパラで、Prime というシリーズを購入した。
このとき、店員さんの強い薦めもあって、超静音仕様に組み替えられた。

ところがこのPC、最初から不調つづきだった
たしかに静音だし、画面表示も早いのだが、頻繁に落ちてしまうのだ。ドスパラに問い合わせると、「OSを再インストールしてください」の一点張り。
やむなくOSを再インストールしたら、今度は画面表示も遅くなり、動作は不安定なまま。
……そして先月、完全に起動しなくなった。

私はPCをサポートセンターに持ち込み、修理を依頼した。
「とにかく、ふつうに使えるようにしてくれ!」
担当者は答えた。
「静音を追求するあまり、熱が逃げなくなっている可能性もあります。
 とにかく、調べてみます。」

1週間後、修理が終わってPCが還ってきた。
起動してみると、画面表示は早いし、動作も安定している。
ただ……ファンがまわりっぱなしになっていた
ふつうのPCなら正常なのだが、修理に出す前はファンはまわってなかった。なので、ものすごーく静かだったのに。

担当者はこう説明した。
「熱暴走ではありません。
 また静音仕様に不具合はありません。
 ただ、ハードディスクは交換させていただきました。」

──それって、どういうこと?
熱暴走でハードディスクが死んだんじゃないの?
ファンがまわりっぱなしなのは、熱暴走をふせぐためじゃないの?
つまり、静音仕様に問題があったんじゃないの?
そもそも問題がないなら、修理や交換するのはおかしいじゃない。

「静音仕様に戻せ!」
と言いたいところだが、やめておく。
もう多くは望まない。ふつうに使えるなら、それでいい。

教訓:
1.店員が熱心に薦めるものは買わない。
2.自分がよく知らない世界では欲張らない。
3.ショップメイドは買わない。