根拠なんかいらない

準備不足で勝っちゃうと、"根拠のない自信"がつくからヨクナイ？

うーん、そもそも"根拠のある自信"ってなんだ？
「この仕事は前にもやったことがある。
　いまのスキルなら、十二分に達成できる。
　不測の事態が起こっても万全の体制がある。」
そんな状態なら、自信なんかいらない。ただ実行すればいい。

自信が求められるのは、先が見えないときだ。これまでの知識や経験が通用しない(通用するかどうかわからない)場面でこそ、自信が問われる。そんな場面に通用する根拠なんてあるのかな？

「前にやったことがある」
「前に似たようなことをやったことがある」
「前に似たようなことをやったことがある人を知っている」
「前に似たようなことをやったことがある人がいるかもしれない」
「よくわからんが、やってやるさ！」

自信とは、自己に対する楽観的な評価である。
不安に立ち向かうための、わずかな勇気である。
無駄なシミュレーションを止めるための、合理的な割り切りである。

だから、自信に根拠なんかいらない。
１回の成功から100個の自信をもらってもいい。
１回の失敗から10,000個の自信をもらってもいい。
とりあえず「いま生きていること」からも２個ほどもらっておけ。

おぉ～、いくらでも自信が湧いてくるぜ。
これなら、多少自信を失っても補充できるってもんだ。

やってやるさ！