持ち家か賃貸か?

2006年 政治・経済 住まい
持ち家か賃貸か?

我が家は賃貸住宅。ずっと賃貸でやっていくつもり。

周囲には、家を買った友人も少なくない。彼らは20代後半に家を建て、60代後半までローンを払いつづける。私から見ると、それはとても大変なことに見える。私は、下記の理由で持ち家はいらない(買えない)と思っている。

  1. 安定した暮らしをつづける自信がない
  2. イヤになったら、気軽に引っ越せるようにしたい
  3. 「こんな家に住みたい」というイメージが固まっていない

とりわけ2番は重要だ。異常者が越してきたり、周囲で大事故があったら、すぐに引っ越したい。その家が、その街が、10年、20年先まで安心して暮らせるところだと、誰がいえるだろう? イヤになったら、すぐ逃げ出せる身軽さを失いたくない。

かたや家を買った人たちは、こう説明する。

  1. 家賃は払ってオシマイだけど、持ち家は残るから。
  2. 自由に家を改造できるから。
  3. 家を持つことによって、社会的信用が増すから。
  4. こんな家、こんな街に住みたかったから。
  5. 貯金していても、価値が減る一方だから。
  6. どうせ買うなら、いまがチャンスだから(だったから)。
  7. 収入がなくなったときの、最後の砦だから。

反対意見もなくはないが、これはこれで理解はできる。そういう考え方もあるだろう。家を買うかどうかなんて、個人のライスタイルの問題であり、一般的な回答があるわけじゃない。

しかし最近は食だけでなく、住の安全も揺らいでいる。こういう事件があると、持ち家に対する疑念はますます深まる。よくわからないものに大金をつぎ込むことはできない。そして私は、家の買い方に精通することはない。ゆえに、家は買えないと思う。
一生、賃貸でふらふら生活って、駄目かな?