うまいもんだよ、カボチャのほうとう

2006年 食べる 食べる
うまいもんだよ、カボチャのほうとう

甲府で買ってきた「ほうとう」を食べた。

桃の花を見に行ったときのお土産である。「ほうとう」は以前にも食べたことがある。といっても、2002年に談合坂SAのレストランで食べたきりだけどね。

ほうとう

山梨県(甲斐国)全域で作られる郷土料理。うどんを野菜と煮込んだ麺料理(鍋料理)の一種。甲斐は山に囲まれているため水田が少なく、お米を主食にすることが困難だった。そのため小麦粉を食べる「ほうとう」が普及したと言われている。
武田信玄の陣中食だったと言われているが、真偽は不明。

要するに「煮込みうどん」なんだけど、山梨人に言わせると「ほうとう」は「ほうとう」であって、うどんでも鍋でもないそうだ。たしかに、これほどの極太麺も、カボチャを煮込む鍋料理も珍しい。本当はお店で食べたかったけど、タイミングが合わなかったのでお土産で買ってきた次第である。

麺を湯がくことなく、いっしょに煮込む。書いてあるとおりに作ったつもりだが、なんかちがったかも。麺が、お雑煮の餅のように溶けかかってしまった。

食べてみる。もぐもぐ。麺がすごい。平べったい餅みたい。かなり食べ応えがある。スーパーで買った名もないカボチャがいい味を出してる。

うまかった♪
しかしこれが「ほうとう」の味なのだろうか? 適当に作っているので、正しくできた自信がない。煮込みすぎたのか、煮込みが足りてないのか、よくわからない。まぁ、郷土料理に元祖も本家もないけどね

余談だが、山梨のお年寄りは仕事や物事がうまくいった時に、

「うまいもんだよ、カボチャのほうとう!」
と言うそうな。

......ホンマかいな?