菖蒲湯

2006年 生活 スーパーにて 日常
菖蒲湯

今夜は菖蒲湯につかった。

昨日、スーパーで売っていたので買ってきたのだ。
断っておくと、毎年こんな風情あることをやっているわけじゃない。柏餅も桜もちも、四季折々の花を観賞することも、つい最近はじめた趣味でしかない。私は新参者であり、それがゆえに日記を書きながら勉強しているところなのだ。
それはさておき、菖蒲湯について調べてみた。

菖蒲湯は魔よけの儀式だった

端午の節句(=5月5日)に菖蒲の葉を入れてわかす風呂。 菖蒲の葉には強い香気があり、不浄を払い、邪気を遠ざけるといわれていた。つまり魔よけの風習だったわけだ。 江戸時代に入ると、菖蒲(ショウブ)は勝負や尚武(武芸をよくすること)に通じることから、端午の節句の行事として定着した。

アヤメやハナショウブとは別物

お風呂に入れる菖蒲はサトイモ科で、アヤメや花菖蒲はアヤメ科。植物学的にはまったく別物なんだってさ。知らなかった。「いずれアヤメかカキツバタ」なんて言うけど、この菖蒲は花菖蒲の葉だと思っていたよ。

菖蒲湯の入り方

単にお風呂に投げ込めばいいやと思っていたら、そうではないらしい。 葉を細かく刻んで袋に入れて、熱湯を注いで製油を抽出。これをお風呂に入れるのが本式らしい。しかし適当な袋がなかったので、袋詰めは省略した。

青臭い香気が風呂場に充満する

いやはや、においがきついね。これが邪気を払ってくれるのか。菖蒲湯は俗信だけでなく、沈痛・血行促進効果があるらしい。書いてあるような効果は自覚できなかったが、風呂からあがると全身の肌がヌルスベしていることはわかった。スベスベともちょっとちがう感じ。 これが精油の効果なのだろうか?

柏餅を食べて、菖蒲湯にはいる。
どうしちゃったの? と自分で思うほど、季節のイベントこなしている。昨年は「近場の再発見」がテーマだったから、今年は「季節の移り変わりを実感すること」をテーマにしてみようか。
すると次は、七夕の節句かな?