友情>愛情>欲情

2006年 社会 性欲 男と女 考え事
友情>愛情>欲情

ニーチェの信奉者である私は、愛情より友情に重きを置いている。

私に言わせれば、友情は脆いものだ
性差、甲乙、貧富、思想、民族、人種……ちょっとした誤解にさえ、たやすく打ち破られてしまう。濡れたウエハースのようなもんだ。しかしそうした障害を乗り越えられたのなら、それは1つの奇跡となるだろう

先日、私は「男と女のあいだに友情は存在しえない」と書いた。
これは、どんな異性も近づけば犯すという意味ではない(笑)。

もちろん性欲を感じない異性はいる。
そういう異性と友だちになることもある。
しかし「異性」として認識されないなら、ここでいう男と女には該当しない。

互いに欲情する(可能性がある)男と女が友情関係を結べるかを問いたかった。

私は「ない」と断言したが、これは言い過ぎだった。
男と女の友情関係はあるだろう。互いに一線を踏み越えない。欲情より、愛情より、友情を尊重する。自分だけでなく、相手もそうであると確信できる。映画やドラマの話じゃなくて、そういう関係も存在する。
私の発言はまちがっていたし、言葉も足りなかった。

男と女が、男と女のまま、友だちになる。
しかしそれは、恋人を見つけるより難しく思える。

友情については、もう少し考えてみたい。